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マット塗装・マットカラーを維持するコツ

 
マット塗装汚れ
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マット塗装のお車を所有されている方からは、よくこんな声がうかがえます。

マット塗装のお車を買った人

「一目ぼれして買っちゃったよ」

「やっぱりマットカラーが一番似合うよね」

「高級感があるよね」

「重厚感を感じるよ」

 

確かにおっしゃる通りだと思います。

しかし一方で、「こんなはずじゃなかった」とか、「維持が大変」などの声も聞かれます。

 

そこで、今回はマット塗装のお車を所有されている方に向けて、どうやって維持していけばよいかをお話ししていきます。

 

マット塗装の存在感

最近よく見かけるようになった“マット塗装”“マットカラー”のお車。

輸入車に多く見られ、上級グレードならではの存在感を感じる独特な色合いのお車になります。

 

従来のツヤツヤしたグロス塗装と異なり、あえてツヤツヤしない、光沢を消した発色は、高級車の証とも思える何とも言えない雰囲気を感じることができます。

CLS220d

もともとのグロス塗装にラッピング施工でマット塗装に変更される方もいらっしゃいますので、人気の高さがうかがえます。

 

マット塗装の悩み

G63

圧倒的な存在感や人気とは裏腹に、マット塗装であるがゆえの「悩み」も存在します。

マット塗装の悩み

  • 汚れやすく汚れが落ちにくい
  • 手垢がつき易くドアを閉める時に気をつかう
  • 洗車機を使ったお手入れができない
  • ワックス入りの液剤が使えない
  • 小さな傷や薄い傷がついても研磨できない
  • 雨ざらしの駐車場で維持するのが大変
  • お手入れを怠ると水アカが取れなくなる

などなど

どの理由も全て、マット塗装の特徴でもある塗装表面の凹凸が原因となります。

マット塗装のツヤが引けたような輝きは、塗装表面が凹凸になっているからこそ得られるもので、凹凸の無い塗装は、グロス塗装になります。

G63AMG

 

マット塗装でやってはいけないこと

この凹凸が無くなってしまうような次の行為は、マット塗装には絶対にタブーですので気をつけなければなりません。

マット塗装でやってはいけないこと

  • 研磨機で研磨する
  • コンパウンドを使う
  • コンパウンドが含まれた洗剤やWAXを使う
  • かたいウエスで強く擦る
  • ワックスをかける

このようなことをすると、あという間に凹凸が無くなるか、凹凸が埋まるかでマット感が失われ、ツヤが出たり、手を入れてしまった所だけ濃く見えるようになってしまいます。

シミ

あと、塗装表面が凹凸しているので汚れが詰まりやすく、落としにくい特性がありますので

  • 汚れを固着させない
  • 汚れを放置しない
  • 水道水がついたまま放置しない

ということが重要となります。通常のグロス塗装であれば、研磨で汚れや薄傷などに対処できますが、研磨ができない以上は汚れを固着させてはいけません。

 

なぜ水道水がいけないのかは、グロス塗装にも共通して言えることですのでコチラの記事が参考になるかと思います。

 

マット塗装の悩みを解決する方法

メルセデスベンツSL63AMG

ではそんな悩みを解決する方法はあるのでしょうか。せっかく購入した車ですので飾っておくわけにはいきませんし、どんどん運転して、ドライブを楽しみたいですよね。

 

解決策はズバリ次の2つ。

➀マット塗装の特性を知る

②マット塗装表面を保護する

になります。マット塗装の特性は先ほどご案内した通り、塗装表面が凹凸していること。ゆえに凹凸をつぶさない、無くさない、不純物を詰まらせないことが大切です。

塗装表面の凹凸が無くなると、マット感も無くなり、あの独特な輝きも失われます。そして凹凸があることで汚れが詰まりやすいのも事実です。

 

マット塗装を維持していくためには、「マット塗装でやってはいけないこと」を守ることになります。そして汚れたらすぐに洗い流すことも重要となります。

 

汚れを洗い流す際、特に注意してほしいことがあります。それは

  • 強く擦らない
  • 水気をしっかり拭き取る

ということ。この2つさえ意識してもらえればマット塗装をマット感たっぷりの状態で維持することができると思います。

 

但し、保管は屋内保管でお願いします。雨ざらしの保管場所の場合は、別の対策が必要となります。その対策は、今回は割愛しますのでまた機会がありましたらお話しします。

 

マット塗装を保護する方法2つ

次に「マット塗装の表面を保護する」に関しては、コーティング施工するか、プロテクションフィルムを貼るかのどちらかになります。

マット塗装専用コーティング

マット塗装を保護したい、汚れをつきにくくしたい、と思っている方には、マット塗装専用コーティングをおススメします。

 

ん?普通のコーティングと違うの?と思われる方。大きくは違いませんが、やはりマット塗装にはマット塗装に合ったコーティングすることが重要です。

 

巷にはたくさんの種類のコーティングがありますが、最近流行りの”硬化系コーティング“はマット塗装との相性は良くありません。

 

塗装表面の凹凸が埋まる可能性もありますし、よほど器用に均一に薄くコーティング施工できるのであれば無くはない選択肢ですが、恐らくムラ(色の濃いところと薄いところ)が見受けられるようになってしまうでしょう。

 

施工して完全硬化したらリカバリーは不可になります。再塗装をしなければなりません。

(万が一そのような状態になったら、1日でも早く対処しなければなりませんので、まずはご相談ください)

 

では超撥水や強撥水のコーティングはどうでしょう?これもあまりおススメしません。レンズ効果やウォータースポットの要因となりうるからです。

 

じゃあ何がいいの?と言われれば「マット塗装専用コーティング」が良いと思います。

硬化系でもなく、超撥水、強撥水でもないコーティングですが、マット塗装との相性は良いと自負しております。

 

何度もお話しするように、塗装表面が凹凸になっている以上は、水をかけたときに水が弾く傾向があります。水弾きを更に弾くようにするのではなく、水弾きをなるべく抑えてあげる「親水性コーティング」で施工してあげるのがお車の為に良いのではないかという考えのもと、マット塗装専用コーティングをおススメしているのです。

 

ただし、親水性コーティングと言っても親水性の水の動きにはなりません。塗装表面が凹凸面である以上は撥水に傾きます。汚れやすい塗装表面を保護し、凹凸に入り込んだ汚れを落としやすくするするための対策としてのコーティングという認識です。

メルセデスベンツSL63AMG

マット塗装の風合い、引けた艶を維持しつつ、塗装保護を両立するために採用している「マット塗装専用コーティング」はおススメです。

 

コーティングと言うと塗装の上に保護膜を設けるイメージが先行しますが、マット塗装の場合、塗装下地を整える(塗装の汚れなどを除去する)工程が一番重要なのではないかと考えております。

 

マット塗装の特性を考えると、研磨できない、コンパウンドが使えない、となれば、塗装下地を整える作業は至難の業になります。

 

なるべく塗装下地を傷めず、汚れを落としていく作業はDIYでは難しく、我々のような専門店の知識・技量が必要かと思われます。

 

 

 

プロテクションフィルム施工

G63AMG

マット塗装にもプロテクションフィルムは施工できます。但し、マット塗装の風合いを損なわずにフィルム施工しなければなりませんので、マット塗装に適した「ステルスフィルム」を施工します。

 

このステルスフィルムは、フィルム自体が半透明で、マット塗装の風合いを損なうことなく施工できるフィルムになります。

 

通常のグロス塗装(艶あり塗装)に施工すると、光が乱反射して、まるでマット塗装のような艶消しに変化します。

 

塗装を保護する観点から考えると、プロテクションフィルムの施工が、現時点で最強の対策となりますので、おススメ中のおススメとなります。

 

ただし、施工代は高額です。かつ、塗装のようには何年も効果が持続されませんので、頃合いを見て張り替える作業が必要となります。

 

フィルム自体の変化、剥がれ、フィルム表面の傷つき具合等で頃合いを見定めていく必要があります。

 

 

まとめ

アンチスキッドG63AMG

マット塗装のお車にお乗りになる(所有する)ということは、誰もができるわけではありません。

 

マット塗装のお車を所有すること自体も素晴らしいことですが、皆が「手のかかる色」と認識しているマット塗装を綺麗に維持し続けることに価値があります。

 

マット塗装を綺麗に維持していくには、“時間”と“労力”と“財力”を費やすことが求められ、維持できていること自体に価値があります。

 

我々は、マット塗装のお車を所有している方に寄り添い、悩みを少しでも解決するのが使命だと思っております。

 

大変だからこそ、そこに価値があると信じておりますので、マット塗装でお悩みの方、マット塗装のお車を大切になされている方は弊店がバックアップいたしますのでお気軽にご相談くださいませ。

 

G63AMGを

 

 

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