【解決方法】メッキモールのシミが気になる方へ
・ボディがツヤツヤなのにモールがシミだらけ
・ドアを開ける時に気になるんだよなー
・洗車しているとモールがキレイにならなくて・・
・輸入車ってモールもホイールも汚れやすいんだな・・
何かいい方法はないのでしょうか?
このような方にお話しします。
輸入車・高級車を中心にコーティング施工しているブランズでございます。今回はドイツ車に多い「モールのシミ」について解説しつつ、その解決方法をご案内します。
モールのシミが気になる・シミ取り解決方法
メルセデスベンツ、BMW、アウディ・・・のドイツ車に多い窓枠モールやルーフモールの白いシミ。一度ついてしまうと、洗車しただけでは落ちません。濡れたウエスで擦ってもダメ。
せっかく手に入れた愛車なのに、ドアを開けたりするときにとても気になります。
・研磨剤で磨く ・耐水ペーパーなどで磨く ついてしまったシミを取る方法はこの2つです。 そもそも、欧州車に使われているメッキモールはアルミモールになるため、メッキの錆を取る溶剤などが効かず、研磨するしかないのです。 欧州車の多くに使用されているモールの正体はアルマイト処理されたアルミモールになります。 日本車のようにクローム処理されたモールであればシミに悩むこともないと思うのですが、こればかりは現状を受け入れるしかありません。 結論から申し上げますと、モールの表面についた白いシミは錆(サビ)です。高温多湿の日本では湿気が多く、錆が発生しやすいのです。 余談ですが、韓国に行ったときに街を走ってるメルセデスベンツや、アウディを見ましたが白く固着したシミをつけた車が見受けられませんでした。日本仕様とモールは同じはずですし、日本に近く、気候がそんなに変わらないと思ったのですが、不思議でした。 気候の違い?と思って少し調べてみました。 昨年(2019年)の年間降雨量を比較すると、東京のほうが降水量の多いことがわかります。断定はできませんが、雨による影響は少なからずあると思っております。 出典:日本気象庁 輸入車、特にドイツ車に顕著にみられるモールのシミですが、日本車のメッキモールにはあまりシミがたくさん付いている車を見かけません。 造りが異なるのでシミがつきにくくなっているんですね。しかも、日本車のモールにつくシミは、水シミ(雨シミ)がほとんどで、付着した水の中の不純物や、水道水に含まれるミネラル成分にシミになります。 水道水をかけて炎天下で放置すれば簡単にシミが出来上がります。 ご存知の通り水道水にはミネラル成分が含まれておりますので、空気に触れて酸化したものがモールに付着してしまうのです。(素材やメッキの種類によってシミの種類が異なります。錆の場合もあります。) 多くの日本車のモールに付くシミと、輸入車・欧州車のモールにつくシミは正体が異なりますので注意が必要です。 輸入車・欧州車のモールに頑固に固着した白いシミは、錆(サビ)ですので、メッキクリーナーで磨いても思うように落ちません。薄っすらとついたシミでしたら落とせますが。。。 アルマイト処理されたモールには専用の研磨剤が必要になります。 弊店で日常行っているモールの研磨作業をご紹介いたします。 まず、白くシミのついてしまったモールを専用の洗剤で洗います。この段階でシミの表面についた汚れ等をしっかり落としておきます。 次は、モールを研磨して磨きますのでマスキングをします。そして専用の研磨剤を使って手作業で磨いていきます。モール専用のポリッシャー(研磨機)も使うこともできますが手作業のほうが力加減やモールの状態を確認しながら研磨できますので、あえて手作業です。 手前の部分が綺麗になっているのがおわかりいただけますでしょうか。 少しずつ丁寧に磨いていきます。指先の感覚で力加減を調整しながら。。 研磨により綺麗になったメッキモールは、そのままですと数週間後にはまたシミがついてくすんできます。せっかく綺麗になりましたので”コーティング”を施工しておくことをおススメします。 メルセデスベンツの場合、弊店ではモールプロテクションフィルム施工もおすすめしています。 モールに透明なプロテクションフィルムを張り付けて保護するものです。 あらかじめカットしてあるプロテクションフィルムをモールに貼ります。 コーティングよりも強力に雨や湿気から守ってくれます。 プロテクションフィルムが貼ってあるのがわかりますでしょうか。 よーく見るとプロテクションフィルムの段差がわかります。 モールの際までピッタリに貼ってしまいますと剥がれや浮きに繋がりますので、数ミリ小さく貼るのです。これなら貼ってあることもわかりませんよね。 メッキモールのあの”白いシミ”の正体はサビだったんですね。 一度ついてしまうとどんどん固着し、重なり、ますます取れなくなってしまいます。 ご自分で研磨して綺麗にできる器用な方は良いのですが、多くの方が時間的な制約もあって難しいかと思います。そのような方は専門店にお願いするのがベストです。 専用の研磨剤と技術を組み合わせて、あの”白いシミ”を撃退します。 そして綺麗になったメッキモールは、ガラスコーティングでしっかり保護しておきましょう。 コーティングでも心配、という方はプロテクションフィルムをご検討ください。 車に乗り込むときにいつも気になっていたモールのくすみやシミから解放されます。 欧州車のモール
モールのシミの正体
モールの研磨作業
メルセデスベンツGLCのルーフレール研磨風景
メルセデスベンツAMG S63のモール磨き
研磨後におすすめの施工
まとめ