【受付時間】10:00〜19:00 (日曜日 定休)
キャンペーン情報

ベンツのホイールの汚れがひどい!なんで?

 
ホイール
この記事を書いている人 - WRITER -

アルミホイールが汚い

昨日、久しぶりに洗車をしてみました。最近雨の日が多かったので、洗車できずにいたのです。せめてフロントガラスだけは、車に乗る前に拭いていましたが、ボディは泥だらけです。今朝は早起きして車で1時間の取引先の会社に向かい、先ほど戻ってきたところです。

 

やっぱり綺麗な車は気持ちいし、心なしか運転に余裕がでるような気がします。

 

そんな晴れやかな気持ちでいたのに、しかも昨日洗車したばかりだというのに、フロントホイールが汚い。黒い粉がたくさん付いています。ドイツ車は仕方ないと思いながらも、やはり気になります。近くのクラウンも、プリウスも、レガシーもこんなに黒くなっていません。

 

原因はなんでしょうか。気になります。

 

原因はブレーキの素材

BMWホイール

ドイツ車のホイールが黒く汚れているのは、ディスクブレーキの粉(ブレーキダスト)なんですね。ブレーキをかけて、ブレーキパッドとブレーキディスクが擦れた時に出る粉塵です。

 

ホイールの隙間から銀色の円盤のような形をした鉄板が見えますが、これがブレーキローター。そのローターを挟み込むように取り付けてあるのがブレーキキャリパーです。よく、メーカーのロゴや、赤や青く塗られたものを見かけたことがあると思いますが、それがキャリパーになります。

そしてキャリパーの中にはブレーキディスクを止めるブレーキパットが装着されていて、タイヤと一緒に回転しているブレーキディスクを強く挟み込み、そこで発生する摩擦を利用することで回転を止める働きをしています。

ディスクブレーキが装着されている車はすべてこの方法で車を止めますので、必ずブレーキダストが発生します。でも、国産車より、輸入車のほうが圧倒的にホイールが黒くなります。なぜでしょうか。

 

輸入車と国産車で、ホイールが汚いのは輸入車

メルセデスベンツのブレーキは、「粉も出ます、音も出ます、パットも減ります、だけどブレーキは良く利きます。」と、まるでスローガンのように言うディーラーの方がいました。本当にブレーキの利きが良いと思いますし、さすがだな。と思います。

 

10数年前に、メルセデスベンツのディーラーが、あまりにもお客様から苦情が多いので、「粉も出ない、音も出ない、パットも減らない、だけど利きはまあまあ」という社外のブレーキパットをオプションのラインナップで取り入れたことがあったようです。売れ行きも良く、お客様の反応も上々でしたが、メーカーから強く叱られて販売を中止したそうです。メーカー曰く、「私たちの造る車は、安全性が一番であり、ブレーキはその最たるもの。純正を使用しないとはけしからん」とのこと。

 

さすがにその通りですね。ブレーキは粉も出て、削れるのが当たり前で、消耗品なのだと。

交換サイクルもドイツ車のほうが早いような気がします。

一般的に輸入車に使用されているブレーキパッドは、スチール繊維が含まれており、削れることによって鉄粉を出します。その鉄粉が、ホイールやボディに付着し、熱で固着したり、錆びて赤茶色に変色するのです。一方、国産車は、スチール繊維の代わりに、ノンアスベスト(石綿を含まない)のNAO(ノンアスベストオーガニック材を使い、ブレーキパットをつくっています。

このNAO剤は画期的な素材で、摩耗に強く、ブレーキ鳴きもしない、しかも環境にやさしいという画期的な素材になります。NAO剤が使用された背景には、今から40年程前に環境問題や健康被害への配慮が高まり、アスベストの使用が禁止されノンアスベスト化が推進されたことも大きく影響しております。

最近の輸入車においては、国産車と同様に摩耗粉の出にくいブレーキパットを採用するメーカーも増えてきておりますので、「輸入車ばかりが黒くなる」というのは無くなるかもしれませんね。

 

ブレーキダストの対策はどうしたら良いの?

ホイール洗い

ブレーキダストを放置しておくと、普段の洗車では落ちなくなり、錆びてさらに酷い状況に陥ります。結論から申し上げますと、マメにブレーキダストを除去するしかありません。

 

ブレーキダストに対する対策は、ブレーキダストを簡単にお掃除する方法があれば楽ですよね。もしくは、ブレーキダストを無くしてしまうか。

 

後者のほうは、様々なブレーキパッドメーカーから「ブレーキダストの出ないパッド」が販売されているようなので、交換してしまうのも手です。しかしながら、メーカーの車づくりの姿勢を考えると交換しにくいのかも知れません。そこで、ブレーキダストを簡単にお掃除する方法におススメしたいのが「ホイールコーティング」になります。

 

ホイールコーティングを施工してあれば、ホイールに付いたブレーキダストが簡単に落ち、固着することを防いでくれます。コーティングをしたからと言って、ホイールが汚れなくなるのではありません。汚れが落としやすくなるのです。コーティングによって表面がツルツルになるので、付着率も軽減されますね。

 

ホイールの汚れが気になる方はご相談ください。

メールで問い合わせる

 

この記事を書いている人 - WRITER -

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。