マット塗装のシミが落ちない?マグノナイトブラックAMG【横浜市】
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メルセデスベンツE63S Edition1が入庫致しました
弊社ホームページからのお問い合わせ
「ボンネットの白いシミが落ちません。困っています」とのこと。
事情をお伺いすると、スキーから帰ってきたところ、ボンネットに白いシミが無数についていたということです。
以前に同じようなシミがついたBMWを施工した模様を「施工事例」でご紹介しておりましたので、お問い合わせしてくださったようです。
さっそく、お車を拝見すべく、お客様のご自宅にお伺いいたしました。
無数のシミが!
雪道を走って帰ってきたようで、お車が汚れていたため、お車を弊社まで積載車で回送し、まずはボンネットのみ水洗いをして状況を確認しました。
泥汚れがビッシリついています。
《施工前のお預かり直後》
スタッドレスタイヤに交換されています。雪道対策もバッチリですね。
ボンネットのみ水洗いをしてシミの状態を拝見します。
まさに、前回施工したBMWと同じようなシミが見受けられました。
フロントガラスのワイパーアーム付近の写真です。
《施工前のシミの状態》
塗装表面についているシミと、塗装内部に浸透してしまっているシミが混在しています。
リヤのトランク上部にもシミが見られましたが、これは塗装表面についているシミなので問題はありません。通常の塗装下地処理でスッキリします。
ただ、今回は、シミがついてから数週間時間が経過しているということ。
前回のBMWの時はシミがついて数日でご入庫いただいております。果たしてシミの除去は成功するのかどうか。作業をしてみないとわかりませんので、早速取り掛かりたいと思います。
気になるコーティングムラ
施工に取り掛かる前に気になることがもう一つ。
全体的に油っぽく、ヌルっとした艶がでている雰囲気がただよっています。お客様にお伺いした所、昨年の7月に専門店でコーティング施工してもらったとのこと。
まだ半年ほどしか経過していない状況で悩ましい状況です。写真で雰囲気がお伝えできればと思い撮影してみましたが、技量不足でうまく撮れませんでした、、
コーティングのムラがあちこちに見られ、塗装が濃くなっている所と薄くなっている所が見られます。もはやコーティングではなく、コーティングが汚れになってしまっていますね。
今回の施工でうまくコーティングが除去できれば良いのですが、心配のタネが重なります。
特に目立っているところを撮影しようと思いましたが、わかりますでしょうか?ボンネットの左上部のあたりですが、濃淡が出てしまっています、、、
マット塗装コーティングあるあるですね。
マット塗装は塗装表面が凹凸になっていますので、硬化系のコーティングによるムラや、施工時の施工不良が出やすい特徴があります。
前回施工のコーティング専門店さんは、「マット塗装コーティングは得意」とおっしゃっていたようですが、こうした状態を見ますと、急いでいたのか、コーティングのチョイスを見誤ったのか謎ですが残念な結果です。
弊店も気を引き締めて取り組まなければならないと感じました。
メルセデスベンツAMGE63S Edition1
今回ご入庫いただいたお車はメルセデスベンツAMG E63S 4マチック Edition1。
ボディカラーはデジーノマグノナイトブラックのマットカラーになります。
4WDでかつE63AMGのさらに上の“S”モデルで、馬力は600馬力をオーバー。まさにモンスターマシンです。セダンタイプのおとなしい見た目とは全く異なるスペックに驚きます。
発売当初、初回限定モデルとして販売された「Edition1」はデジーノマグノナイトブラックのマット塗装で発売され、存在感タップリの独特なオーラを放っています。
ご依頼された施工メニュー
今回のご依頼は、まず、白いシミの除去。そしてマット塗装専用コーティング施工。さらに今後の予防策としてプロテクションフィルムの部分施工を承りました。
・ボンネットのシミ除去作業 ・マット塗装専用コーティング ・プロテクションフィルム(ステルスラッピング)部分施工 ご用命、誠にありがとうございました! ボンネットに無数に付着しているシミは、ケミカル等で除去可能なシミは取れましたが、塗装に浸透してしまっているシミの完全除去は残念ながらできませんでした。作業したことでシミ自体が薄くなり、目立たなくはなっていると思います。 コーティングのムラに関しましては何とか除去でき、改めてマット塗装専用コーティングを施工しました。 また、今回はステルスラッピングをボンネットのみ施工しましたので、外的要因からの防御力はかなりパワーアップしています。 ステルスラッピングは、半透明でマット塗装に最適なプロテクションフィルムになります。 ボンネットの縁は、剥がれにくくするために巻き込んで貼りこみます。 ステルスラッピング完了! ボンネットの左上部付近 マット感たっぷりの、スッキリとした塗装表面になりました。 AMG E63Sのボンネットは高低差のあるプレスラインが入っていて、立体感が感じられる重要な部分になります。 塗装下地を整える作業や、コーティング塗布作業においてはムラの出やすい部分ですので注意しなければなりません。また、今回のようにボンネットにプロテクションフィルムを施工する際は気泡が入らないように、また、貼りこみ不足が起こらないようにしなければなりません。 美しい。やさしい光の反射と造形美が何とも言えない美しさを感じさせます。 別の角度からもボンネットを撮ってみました。 エンブレム周りも汚れを落としてスッキリしました。 マフラーのメッキ部分は黒ずみを落として磨き上げてあります。 給油口の中も汚れを落としスッキリしてます。 ふだんのお手入れで見逃しがちなトランクを開けたところの溝。意外と汚れが溜まっているんです。 マット塗装は研磨できませんが、磨けるところは磨いて艶を出します。 イエローステッチが映えますね。 IWCデザインンの時計もオシャレ。 このたびは神奈川県横浜市よりご入庫くださいまして誠に有難うございました。 数ある施工専門店から弊店をお選びいただき重ねて御礼申し上げます! 仕上がりはいかがでしたでしょうか。 弊店では、マット塗装のお車に「マット専用コーティング」を施工しておりますのでご安心してお車をお預けいただけます。マット塗装にコーティング施工することで、艶消し感をそのままに、塗装をしっかり保護します。 なお、弊店の最大の売りである「定期メンテナンス無料」の付帯が残念ながらできませんので、定期的な再施工をおすすめしております。(塗装コンディションを見ながら再施工のタイミングを計っていきましょう) ご不明な点や、ご使用になられて不安な点などがございましたらお気軽にお問い合わせください。 今後ともどうぞよろしくおねがいします。 施工完了!