マット塗装(艶消し塗装)の塗装修理とコーティング!【世田谷区】
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メルセデスベンツCLS450のマット塗装の修理とコーティングを承りました
輸入車・高級車を中心にコーティング施工しているブランズでございます。
今回は、マット塗装のお車のペイント修理とマット塗装専用コーティング施工を承りました。
弊店ではメニューのラインアップでマット塗装の専用コーティング施工も承っておりますので、入庫してくるお車も「輸入車」で「マット塗装」のお車が多くなります。
最近、マット塗装のお車が大変増えましたので、それに伴い、「悩み」も増えているのではないでしょうか。
マット塗装の悩み
マット塗装は、高級車やスーパーカーに多く採用され、今やメーカーのラインアップにまでマット塗装が選択できます。
高級感もあって、独特な質感で個性のあるお色ですが、反面、悩みが多いのも有名です。
- 「汚れが取れない」
- 「汚れがつきやすい」
- 「シミが目立つ」
- 「修理すると高額になる」
- 「鈑金修理すると色が合わない」
などなど
コーティング施工においても、通常の塗装とは異なっています。
- 「薄傷が磨きで除去できない」
- 「コーティング剤がムラになりやすい」
- 「ツヤを出す研磨ができない」
- 「コンパウンドで研磨したり、傷を埋めたりすることができない」
- 「ワックス成分の入った溶剤で施工ができない」
- 「キレイになった感(ツヤツヤ感)が薄い」
などなど
格好良さと引き換えにお手入れや、独特の悩みがあるようです。
マット塗装の鈑金塗装のご依頼
今回のご相談は、「車に傷がついているので修理したい」とのこと。
事前に傷の状況を把握するため、お客様にお時間を頂戴した上でご自宅に訪問しました。
お客様の気になる箇所は
- 運転席ドアの傷、塗装のくすみ?
- 右リヤドアの塗装欠け
- リヤバンパー右側にある飛び石キズのようなキズ
運転席ドア・・中央に薄い線傷、ドア中央に色ムラのようなくすみ有り。なかなか写真には上手く写りませんでした。
右リヤドア・・運転席とリヤドアの間のエッジ部分に米粒大の塗装の欠け有り。
リヤバンパー・・米粒大の飛び石のような傷有り。
ただ単に「修理する」と言うのであれば、お客様の気になる所を「では修理します」と申し上げて修理すれば良いのでしょうが、我々のポリシーというかこだわりとして、「本来の塗装(元の塗装)に勝るものは無く、メーカーの想いを大切にしたい」という思いがありますので、塗装する行為には慎重になるのです。
マット塗装に傷をつけてしまったらどうしたらいい?
車は走行することで、飛び石のリスクや、傷をつけてしまうリスクがあります。
駐車していても、鳥の糞や、風による飛来物でダメージを受けてしまうこともあります。
ご自身がどんなに気を付けていても愛車に傷が入ってしまうことがあるのです。
そんな時、マット塗装の車はどうしらよいのでしょうか?
通常のグロス塗装であれば多少の薄傷でしたらコンパウンドを使って塗装表面を整えることができますが、マット塗装は同じようにはいきません。
マット塗装はコンパウンドで磨くことができない為、傷がある場合は多くの場合、「塗装修理」となります。
この辺はマット塗装について書いた記事がありますので参考までにお読みください。
本当に薄い傷や数ミリ程度の小さな損傷の場合は、塗装修理という選択肢ではなく、ステルスフィルムでラッピングしてしまうのも一つですね。
ステルスフィルムは、通常のラッピングフィルムと異なり、フィルム表面に透明感が無く(半透明)、マット感を強調するフィルムになります。
もともとマット塗装に貼るプロテクションフィルムでしたが、最近は、通常の塗装車にステルスフィルムを施工して、マット感のでる仕上がりを希望されるお客様もいらっしゃいます。
テールに貼ればスモークテール風になりますし、いろいろアレンジできるフィルムになります。
そのステルスフィルムを薄い傷のある面(傷に合わせて貼るのではなく、傷の付いているパネル全面)に貼ることで、薄い傷や小さな損傷は見えにくくなり、傷が気にならなくなるものです。
しかし、傷自体を修理しているわけではありませんので、フィルムを剥がすと傷が出てきてしまうのは当たり前ですが承知の上の作業となります。
修理方針決定
今回お預かりしたメルセデスベンツCLS450の修理方針が決まりました。
お客様の気になる箇所は次の箇所でした。
まず、運転席ドアに関しては、塗装することで解決しますが、ドア一枚だけ塗装するわけにはいかないため(色が合わない為側面全体を塗装する事になる)、気になる傷面積、数㎠のために広範囲を塗るのは勿体ない、というご説明を申し上げました。 この「勿体ない」はお金の問題ではなく(多少なりともお金の部分もあるかもですが)、Mercedes・Benzの純正塗装を塗装してしまうのは勿体ないということです。 続いてリヤドアの塗装欠け。運転席ドアを塗装するのであれば一緒に直ってしまうものでしたが、ドアを塗装しない以上は、別の方法で修理するしかありません。 今回のリヤドアの塗装欠けは、傷の位置がちょうどドアの折り込み部分にあるため、角の塗装を削って部分修理すれば目立たなくなるので、その修理方法をお勧めしました。 リヤバンパーに関しては、傷の範囲は小さいですが、一本塗ることをご提案いたしました。 弊店の修理方針にご理解いただき、早速、修理作業に入りました。 マット塗装の塗装修理は、色合わせが難しいので、塗装作業が終わっても、一度仮付けをして色味のバランスを何度か確認していきます。 塗装を担当する者が納得するまで何度も塗りなおすこともあります。 今回も、「お気に召さなければ代金は要りません」とまで申し上げ修理をお預かりして参りましたので慎重に作業を進めます。 右リヤドアの米粒大の塗装欠けも綺麗に修理完了! 今回のメルセデスベンツCLS5450はマット塗装が似合う高級車です。 全体的に綺麗なお車で、保管場所は自宅屋根付きガレージ保管。 過去に別のお店でボディコーティング、ホイールコーティングを施工されているようでした。ふだんからお手入れされてるので中も外も良いコンデイションでした。 ・マット塗装専用コーティング ダイヤモンドグリルが輝いています。細かいデザインは綺麗な反面、お掃除が大変ですよね。 バンパー下部のダクトも普段のお手入れで確認していただきたい部分です。 樹脂パーツなので、紫外線等で白っぽくなりやすく、定期的にコーティングしておくことをおススメします。 ダクトの奥は貫通していますので、この部分は手が入りにくく、汚れを放置しがちです。 フロントバンパーの下側についているリップスポイラーはメッキなので、曇りなく磨きこみました。 ボディ全体が艶消し塗装だけに、輝き放つものは輝いていなければなりません。 照明の反射が、マット塗装ならではのやさしい反射です。 このやさしい輝きがマット塗装の深みを表現します。 マフラーエンドはとかく黒ずみやすいので、しっかり磨いてツヤツヤにします。 今回の塗装修理箇所。綺麗に仕上がっています。 今回の修理箇所。綺麗に仕上がっています。 今回お預かりした際に、サイドガラスの上の部分に縦シミ(水アカ)が幅10センチで付着しておりました。4枚とも。 施工前に撮影するのを失念してしまい、ビフォー&アフターが表現できませんが、結果としてスッキリ綺麗になっています。 ヘッドライトにもMercedes・Benzのロゴが入ります。 あとはルーフを撮影。 ボンネットを開けたところ。 最後に室内。助手席を開けて、イルミネーションステップカバーを撮影。 このグレーアッシュウッドの模様と輝きが好きです。外装色と風合いがピッタリ合ってます。 運転席ドアを開けて、イルミネーションステップカバーを撮影。 仕上がりはいかがでしょうか。 弊店はコーティング施工がメインになりますが、鈑金修理や、電装品のお取り付けなどのご相談も承っております。 これからも“お客さまの悩み”に寄り添っていきたいと考えておりますので、お気軽にお問合せください。 私どもでお役に立てることであれば喜んでお受けいたします。 お問い合わせ心よりお待ちいたしております。
まずは塗装修理から
マット塗装専用コーティング施工
コーティング施工完了!