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プロテクションフィルムのお話

 
G63AMG
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愛車を大切にされている方、高級車に乗られている方、その多くの方に共通していること、「車を大切にしたい」「綺麗な状態を維持したい」ということ。

 

コーティング専門店やカーケア専門店が存在しているのも、そのようなお声に応えるためです。専門的な知識と技術でバックアップすることができます。

 

では、具体的にどうしたら良いのでしょうか?愛車を綺麗なまま維持するための方法にはどのようなものがあるのでしょうか?

 

代表的なものとして挙げられるのは、

  • 洗車
  • ワックス施工
  • コーティング施工
  • プロテクションフィルム施工
  • ラッピング施工

というような方法があります。

ご自身ですべて実行できる方は少数で、多くの場合、専門店にお願いする形となります。今回、その中でも「プロテクションフィルム」に注目して解説いたします。

 

プロテクションフィルムの役割、効果、寿命についてみていきます。施工をお考えの方、そもそもプロテクションフィルムって何?と思っている方に参考になれば幸いです。

 

プロテクションフィルムって何?

モールプロテクションフィルム

車の塗装面などを保護するために生まれた透明な「保護フィルム」になります。

Paint Protection Film(ペイントプロテクションフィルム)と呼ばれ、「PPF」と言われることもあります。

 

スマホの画面に貼る保護フィルムはご存知かと思いますが、あの車版で開発されたものがプロテクションフィルムになります。

 

恐らくこのような経験はございませんか?

  • 知らないうちに細かな傷がついていた。
  • ボディに猫のひっかき傷がついてしまった
  • ドアノブ付近にたくさんの爪でひっかいたような傷がついてしまった
  • 高速走行で飛び石をもらってしまった
これらの傷から車を守るために施工するのがプロテクションフィルムになります。

 

プロテクションフィルム施工の目的

ラッピング

プロテクションフィルム施工の目的は、「愛車の保護」になります。外的要因から車を守り、塗装やパーツに傷が入らないようにするのが目的となります。

 

日常の傷対策

ドアノブ付近、ドアカップ(ドアハンドルを握りやすくするためにくぼんでいる所)には日常使用でどうしても傷が入りやすくなります。

 

爪でひっかいてしまったり、手持ちのバックの金具部分が当たってしまう、オーバーコートのファスナーが当たってしまったり、気を付けていても傷が入ってしまうことがあります。

 

ドアを開けたところのステップやドアエッジも傷がつきやすい所ですね。ステーションワゴンやSUVのリヤバンパー付近も荷物を積み下ろしでリスクがあります。

 

あらかじめ傷がつきやすいところにプロテクションフィルムを貼っておけば有効な傷対策になります。

 

塗装劣化対策

車庫の構造上、ルーフやボンネットの一部分に水が垂れてしまい、シミや汚れが付きやすいと言う方や、木の下で樹液や枯れ葉の影響を受けやすい方の場合、毎回汚れのひどい部分を強く擦って洗車しているとあっという間に塗装を痛めてしまいます。

また、鳥の糞や虫の死骸も何もしていない塗装では力不足で、放置してしまうと塗装表面を変化させ、場合によっては陥没させてしまうこともあります。

春の花粉や黄砂も塗装を傷めてしまう代表格ですね。

 

影響を受けやすい部分にプロテクションフィルムを施工しておけば直接塗装表面に影響を与える前に、フィルムが戦ってくれますので安心です。

 

部品劣化対策

ボディがツヤツヤなのにヘッドライトが黄ばんでしまって全体の印象が悪くなっている車を見かけます。黄ばみを発生させている最大要因は太陽による紫外線です。

紫外線を抑制する効果が高いプロテクションフィルムを施工することによってヘッドライトの黄ばみを抑制する効果が期待できます。

 

また、輸入車に多い「メッキモールの白サビ」にも効果は絶大。

従来は、モールを研磨して、モールコーティングによって対策しておりましたが、現時点の最強保護対策はプロテクションフィルムを施工することです。

紫外線、雨シミからメッキモールを守ります。

 

飛び石傷対策

フロントバンパー、ヘッドライト、ドアミラーは飛び石を受けやすく、知らないうちに小さな傷が無数についてしまうことがあります。

飛び石対策にもプロテクションフィルムを貼っておけば高い保護効果が得られます。

 

 

プロテクションフィルムの特徴

代表的なプロテクションフィルムの特徴を3つご紹介します。

高い保護力

プロテクションフィルムの厚みは150ミクロン。

聞き慣れないミクロンと言われても具体的な厚みが想像できないと思いますが、サランラップがだいたい10ミクロンで、セロテープが50ミクロンと言われておりますので、ラップの15枚重ね、セロテープの3枚重ねがプロテクションフィルムの厚みになります。

外部からの衝撃を吸収し、飛び石などからボディを保護します。

 

自己修復機能

最近ですと、元々車の塗装で「自己修復機能」が備わった塗装がありますが、プロテクションフィルムにも自己修復機能が備わっております。

セルフヒーリングという機能なのですが、フィルム表面についてしまった浅い、薄い傷は、フィルムが温まることで自己修復し目立たなくします。(およそ60度の熱)

日中の太陽による熱や、エンジンの熱でも反応しますので、洗車等による薄い傷対策には良いですね。

 

艶消し・マット塗装にも対応

最近よく見かける「マット塗装」

マット塗装は塗装表面が凹凸状の為に汚れが入り込みやすく、コンパウンド等で研磨ができない為に、ついてしまった汚れを落とすのが大変になります。

強く擦ればツヤが出てしまい、色調が変わってしまったり、洗車後の拭き取り不良でシミだらけになってしまったり、状況によってはリカバリーできない場合があります。

保護しておきたいボディーカラーの最上位が、マット塗装だと言っても過言ではありません。

 

施工するプロテクションフィルムは、通常の透き通った透明なプロテクションではなく、半透明な「ステルスプロテクションフィルム」になります。マットな質感を表現するために特別な配合で作られているフィルムになります。

同じプロテクションフィルムでも透明・半透明があるんです。

 

このステルスプロテクションフィルムは、マット塗装に最適なだけでなく、通常のグロス塗装色をマット感たっぷりの塗装色に変えることもできます。

 

黒メタの車に貼ればマットブラック、シルバーの車に貼ればマットシルバーに色調を変えることが可能です。

 

塗装だと大変だったマット塗装が、プロテクションフィルム施工で手に入ることになりますので、愛車の雰囲気を変えたい方におススメです。

 

 

プロテクションフィルムの寿命

プロテクションフィルムの素材はポリウレタン樹脂。色替え等に使用されるラッピングフィルムの塩化ビニール素材とは異なります。

フィルム構造は多重構造で、表面の自己修復層、ポリウレタンフィルム層、粘着層が1枚の無色透明(ステルスフィルムは半透明)なフィルムになっています。

主素材のポリウレタンは、柔軟性、伸縮性、耐候性に富み、150ミクロンの厚みで衝撃吸収する力も優れています。

 

寿命につきましては、お車の保管環境、手入れ頻度や方法等に影響を受けますので、明言することは難しいのですが、3年から5年と言われております。

プロテクションフィルムと言ってもメーカーにより耐久性が異なりますので、施工する前に確認しておいた方が良いと思います。

フィルム自体が黄ばんだり劣化したりする要因の大半は、紫外線によるものですので、室内保管の場合は大きく寿命が延びます。また、フィルムの端の部分の剥がれや汚れの蓄積で貼り替えを決心される方も多いので、フィルム施工後のお手入れも寿命に影響を与えます。

 

 

まとめ

プロテクションフィルムは、愛車を取り巻く過酷な外部環境から守ります。しかし良いことばかりではありません。

 

施工後のお手入れや保管環境により寿命が変わりますし、施工費用がそれなりに掛かりますし、防げる飛び石や傷にも限度があります。

 

フィルムには寿命があり、数年で劣化することも認識しなければなりません。

プロテクションフィルムで得られる有効性と、愛車の綺麗の維持のバランスが重要だと思います。

 

コーティング施工、プロテクションフィルム、定期メンテナンス等を上手に組み合わせながら愛車をいたわっていただけるのが宜しいかと思います。

 

 

Q&A

Q:フィルムを貼ったのが目立ちますか?

プロテクションフィルムは無色透明ですので、あまり目立たないと思います。しかしながら、ラッピングフィルムと異なり、厚みがありますので、複雑な曲面や巻き込んで貼り付けることができない場所があります。

施工する部位により、数ミリ程度小さめに貼ることになりますので近づいてよく見るとフィルムの段差が確認できます。

Q:フィルムを貼るときにカッターで傷がつきませんか?

基本的にフィルムは予めお車の形状に合わせてデータカット(プレカット)しておりますのでカッターで傷がつく心配はございません。

フィルムのカット面も綺麗ですので仕上がりが違います。貼り付け箇所によって、一部専用カッターを使用する場合もございますが塗装面に傷を付けることはございません。

Q:洗車はどうしたらよいですか?

施工後数日は手洗い洗車や洗車機等お控えいただき、7日目以降は通常通り洗車していただいて結構です。

但し、フィルムの端に高圧洗浄機の水圧が継続的にかかったり、拭き取りの際にウエスでひっかけたりすると剥がれの原因となりますのでお気をつけください。

Q:フィルムにコーティングできますか?

プロテクションフィルムに対応しているコーティング剤、定着しないコーティング剤がありますのでお問い合わせください。

またワックスは研磨剤無しのものであれば使用できますが、フィルム表面に汚れが付きやすくなる傾向がありますし、酸化したワックス成分が汚れとなりますのでお勧めしておりません。

Q:樹脂パーツには施工できますか?

樹脂パーツは表面が凹凸していて接着面が安定しませんので施工不可になります。

Q:ボンネットに傷がありますが貼れますか?

傷の状態にもよりますが、プロテクションフィルムを貼ることで傷が目立たなくなる場合が多いです。塗装の欠け、剥がれなどがある場合は、その表面状況がフィルムにも反映します。塗装が剥がれて段差があればその段差がそのままフィルム表面に現れてしまいます。

Q:古い車なんですが貼れますか?

基本的に貼れますが、再塗装されている箇所や、塗装劣化箇所などにつきましては、フィルムを剥がすときに塗装まで一緒に剥がれてしまう場合がありますので十分検討が必要です。

 

 

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