新車コーティングっているの?いらないの?後悔したくないあなたへ解説します
車大好き!とおっしゃる方が新車を購入されるとき、車に取り付けるオプションとは別に頭を悩ませることになるのがコーティングではないでしょうか?
新車購入時には「いつも決まったガソリンスタンドで洗車するし」とか「洗車は大好きだし休日に洗うから」という理由や、「それほど汚れないだろう」という思いからコーディングを選ばれない方がいらっしゃいます。
でも、ほとんどの場合、納車されてから1週間~2週間が経過すると、汚れが目立ってくるんですね。
特にお車の色が「ブラック」などの濃いカラーだった場合は余計に目立ってしまうことも。
そこで今回は、せっかくの新車を残念な状態にしないために、コーティングのメリットや、どこでコーティングするのがおすすなのかといった話をしてみたいと思います。
Contents
1: 新車コーティングの必要とは?
車の塗装は見た目の効果もありますが、そもそもの役割は車のボディーに錆を出さないための工夫です。
そのため車に施されている塗装には、表面についた汚れをツルンと洗い流す効果や、ドアミラーの下に付きやすい水垢や雨シミを防止する効果は期待できません。
また、最近では
- 酸性雨
- 黄砂
- 花粉
といった塗装に負担の掛かる自然現象も増えています。
そして、お車の駐車場所にもよりますが、屋根のないところへ停めることがあれば、
- 鳥のフン
- 酷暑における高熱
このような公害とも言えることで塗装に負担が増えるでしょう。
さらに、車でお出掛けされることが多い方なら
- 走っているときにぶつかる虫
- 排気ガスによる汚れ
- 前を走る車から落ちる砂や泥
こういった不可抗力的な被害に遭うこともありますから、車の塗装にとっては負担が増えることしかありません。
これは私の経験と予想ですが、車の塗装は昭和の時代よりも劣化が早まっているのではないかとも感じます。
こんな風に塗装への負担が増え続けていますから、塗装の外側にコーティングを行うことで膜をつくり、塗装に優しい状態をキープしてあげることがお車を長く美しいまま快適に運転される方法だと考えます。
2: 新車コーティングしておくとうれしいメリット
車の塗装は、意外と過酷な環境に晒されていることがご理解いただけたかと思います。
それでは次に、大切な新車をコーティングしておくメリットについてお話します。
(1)汚れの防止
車の汚れは雨だけではありません。
砂や泥、風に乗って運ばれている黄砂なども汚れの原因になります。
また、排気ガスは目に見えにくいですが、油分を含んでいることも多いため、塗装に付着すると取れにくいものです。
そして、様々な汚れの中でも怖いのが「鳥のフン」です。
鳥のフンは、ついたときにサッと取ってしまえば問題はありません。
しかし酷暑で鳥のフンが乾いてしまって塗装面にぴったりくっつくと、無理に剥がすことで塗装にダメージを与えてしまうこともあります。
これ、経験された方、多いのではないですか?
しかし新車時にコーティングをすることで、こういった汚れをコーティングの膜が守ってくれます。
塗装に直接付着しないだけではなく、膜の上に汚れが乗っている状態なので、サッと洗車するだけで汚れも簡単に落ちてくれます。
(2)紫外線をカット
塗装には紫外線が大敵です。
これは人間でも同じです。
だから、最近ではオールシーズン日焼け止めが売れています。それはさておき、紫外線が直接あたると、塗装の表面にある薄いクリア塗装の部分に、小さく細かなヒビが入ることもあります。
強い紫外線を長時間浴び続けると、クリア塗装だけが剥がれてしまった、そんなこともあります。
しかし新車時にコーティングを行うと、クリア塗装を含めてコーティングされるので、ヒビや剥がれを防ぐことが出来ます。
また、コーティングには紫外線カットの成分を含んでいる場合もあるため、紫外線による負担が減り、いつまでも美しい輝きを保つことができます。
(3)輝きがキープ
何より、いつまでも新車の頃の輝きがキープされていれば大満足。
コーティングは輝きをキープするだけではなく、光沢を向上することもできます。
3: コーティング専門とディーラーのメリットデメリット
車のコーティングですが、大きくわけると2つのお店で頼むことができます。
ひとつはおなじみの「ディーラー」。もうひとつは私たちのような「専門店」。
それぞれにメリットとデメリットがありますので、あなたが安心できる方を選んでください。
(1)ディーラー
■メリット
- ディーラーというブランドの安心感は絶大
- 新車購入時ならコーティングの値引きも交渉できるかも
- 定期点検へ足を運ぶので相談はしやすい
■デメリット
- コーティングする人が専門の技術者ではないことがある
- コーティングするための設備が専門的ではない
- コーティングしたのに雨ざらしで保管されることもある
- ディーラーで作業せず、下請けに出していることもある
コーティングの出来映えにメチャクチャこだわらず、世間一般並の出来映えで満足できる方は、ディーラーさんでお願いされるのが良いでしょう。
なんと言っても、コーティング費用を交渉できるかもしれませんからね。
(2)専門店
■メリット
- コーティング技術を専門に身につけた職人が作業します
- あなたのお車の状態に合わせたコーティングプランを提供できます
- コーティングの種類も豊富なので、好みの仕上がりになるでしょう
- 職人作業なので細かな傷も見逃さず、こだわり抜いた出来映えになります
- 専門店ならではの充実した環境なので、ホコリや小さな汚れが塗装とコーティングの間へ侵入することもありません
■デメリット
- 気にされるとおり、ディーラーより高いかもしれません
- ディーラーのようなブランドはないので信頼いただくしかありません
- ディーラーよりもお店に足を運びにくい可能性があります
コーティングの費用は、お車の状態や、どのような仕上がりを希望されるかで変化します。本気でお車が大切で大好き!命の次に大切!そんな方は職人芸といっても良い、専門店の出来映えが似合うと思います。
4: コーティングの種類を知っておこう!
簡単にコーティングの種類を説明させてもらいます。
どのコーティングが良いのかは、お店で相談してください。
予算と仕上がりを具体的にご相談いただくことで、プロとしてアドバイスさせていただきます。
(1)油脂系コーティング
油で水をはじきます。
ワックスですね。
非常に簡単にできるコーティングですが、劣化も早いです。
従来の「洗車→ワックス」という方法です。
(2)樹脂系コーティング
ポリマー、フッ素が一般的です。
費用が安く、輝きに艶も出るのでバブルのときには人気でした。
ただ、艶が長持ちしにくいのと、塗装にダメージが出ることもあるので、定期的なメンテナンスが必要です。
(3)ガラス系コーティング
樹脂にガラス繊維が入っているものを使ってコーティングします。
樹脂系コーティングよりは性能が高いです。
(4)ガラスコーティング
「ガラス系」じゃありません。
ガラス成分をコーティングするんです。
ガラスは透明度が高いですし耐久性も高いので、美しい輝きが長持ちします。
他のコーティングよりも、作業時間が長くなります。また費用も高くなりますが、大切なお車なら、これが一番かと思います。
5: まとめ
新車にはコーティングをしておく方が、長く美しい状態をキープできます。車はどれだけ気をかけていても、屋外で走っているときは太陽の紫外線にさらされ続けています。
空気中に漂っているホコリの中を走りますから、車の塗装にとってはまるで「ヤスリ」を受けている感じでしょう。
こんな状態ですから、まっさらな状態のときこそコーティングをしておけば、工場から出てきたままの新車の状態を長く保つことができます。
いつまでもお車を美しく保ちたい。
ついでに出来れば洗車も楽に終わらせたい。
こういった方には、新車時のコーティングはおすすめです。