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トヨタ アルファードのコーティング施工はどうすれば良いの?

 
アルファード
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輸入車を中心にコーリング施工をしているブランズです。今回はトヨタアルファードのコーティングについて考えていきたいと思います。

 

大人気のトヨタ アルファード。街中でも良く見かけますし、納車待ちになるほどに販売が好調な車です。価格帯も本日(2019年11月)カーセンサーネットを拝見しますと1,650万円のアルファードがありました。エグゼクティブラウンジというグレードで、多数のオプション付き。

 

あるアルファードは、運転席・助手席部分と後部座席の間に、パーテーションがあって、まるでリムジンのような内装で、大きなテレビモニターがあって家の中にいるような内装でした。天井も間接イメージ照明が付いてて「スゴイ」の一言です。

アルファード

従来ですとミニバンのくくりで纏められていたアルファードですが、今や「大空間高級サルーン」の位置づけとして確固たる地位を獲得しています。お乗りになっている方が多い分、弊店でのお取り扱いも増えて参りましてコーティング施工のご依頼を承ることが多くなりました。(輸入車中心に・・・と申し上げておりますが、アルファード、レクサスの施工も当然ながら得意としております)

 

ところで、アルファードにお乗りの方、コーティングは施工されておりますでしょうか?お車を購入される時に販売店からおススメされましたか?

 

アルファードの塗装

アルファードの塗装は、ご存知の方も多いかと思いますが、「セルフリストアリングコート」という自己修復性耐すり傷塗装が採用されています。“耐スリ塗装”とか自己修復塗装“なんて言われております。傷に対する耐性があると言うよりも、薄い傷であれば自然と修復する機能を持ち合わせていますよ、という塗装になります。しかも塗装構造のすべてが修復性塗装では無く、厳密にいうと、自己修復性耐すり傷の性能を持ったトップコートとなります。

 

日産にも同様の機能を持った塗装が採用されております。ちなみに日産は「スクラッチシールド」と呼ばれておりまして、同様の性質を持っておりますが、塗装の構成が異なります。

 

どちらも「自己修復性耐すり塗装」という機能を持っているため、どのようなコーティングが最適なのか迷っている方も多いと思います。まずは塗装の特性を理解して、ご自身に合ったコーティングを選択していきましょう。

 

セルフリストアリングコートとスクラッチシールドで異なる塗装構成

塗装構成図

上記図は、トヨタのセルフリストアリングコートと、日産のスクラッチシールドの塗装構成図になります。トヨタのセルフリストアリングコートは、通常の塗装構成の一番上に塗装されており、クリア塗装の上にセルフリストアリングコートが塗装されています。

一方の日産のスクラッチシールドは、通常の塗装構成のクリア層を入れ替えてスクラッチシールドが塗装されています。

 

セルフリストアリングコート

クルマのすり傷は、塗装最表面のクリア塗装に負荷がかかり塗膜が破壊および変形することにより生じるが、従来のクリア塗装と比べ、塗膜が破壊されにくく、且つ変形した場合でも復元する、という特性をもつクリア塗装を新開発。これにより、特別なメンテナンス不要で、すり傷による光沢低下を防止し、長期間にわたり新車購入時の色・艶の維持に貢献する。

 

具体的には、本クリア塗装の材料である樹脂に、分子同士の結合を促進する特殊な分子を加えることで、複数の分子との結合をし易く、従来にない緻密な分子構造を実現。柔軟で弾性に富む特性になり、塗膜を破壊しにくく、光や酸に対する抵抗性とともに、変形回復性を向上した。

引用:トヨタ企業サイト

 

スクラッチシールド

スクラッチシールドとは、ボディに軟質樹脂を配合したクリヤー塗装を施すことで、洗車によるすり傷、日常使用での引っかき傷程度なら、時間がたてば復元する世界初の塗装です。また、一般のクリヤー塗装と比較して、傷がつきにくくなったことにより水はじきも良く、ツヤ、光沢も持続します。

※周囲の温度状況、傷の深さなどにより復元する時間が変化します。

※硬貨で傷をつけられたなど、クリヤー塗装が剥がれるような深い傷や、クリヤー塗装自体が切断された場合は復元しません。

引用:日産

 

トヨタと日産の自己修復塗装は塗装に弾力性を持たせて、外部からの衝撃を吸収して復元するものになります。塗装の構成図を書きながら思った「自己修復塗装」のイメージは、柔らかい食パンを指で押して離すとゆっくり元に戻るシーンが浮かびました。

 

塗装自体に傷を修復する機能があるのであればコーティングなんていらない、と思った方もおられるでしょうが、自己修復塗装も万能ではありません。吸収して復元可能な力や傷の入り方には対応しますが、それを超える力や、深い傷には修復機能が働きません。しかも、特殊な塗装ですので、万が一塗装をしなければならない時には、通常の塗装に比べ、単価が上がってしまうことは避けられません。

 

アルファードへのコーティング施工

アルファード

傷を修復してくれる塗装によって、

塗装表面の小傷が減る→傷による乱反射が減少→乱反射によるクスミがでにくい→艶の維持

という良い流れが考えられますが、自己修復塗装も過酷な外部環境に晒されることで汚れますし、シミもついてしまいます。日ごろのお手入れを怠れば、ほかの車と同じように汚れがこびり付いて落としにくくなります。

 

塗装表面の柔軟性は、ウォータースポットを促進させてしまうデメリットもあるため、できれば新車早々に、塗装表面を保護してあげるのが良いと思います。

 

ウォータースポットとは、塗装を侵食した状態の水シミのことなのですが、ウォータースポットが発生した塗装面をよく見ると、水シミのフチが塗装面にめり込み、月のクレーターのような凹んだ状態になっています。

 

雨や洗車などで付いた水滴が乾いて薄っすらとシミをつくり、更に時間を掛けて凹んだ状態のウォータースポットをつくります。塗装表面が硬かったり、防汚性、耐候性に優れていればウォータースポットが出来にくいのですが、柔らかい塗装や、時間が経過して劣化した塗装表面ですと侵食されやすく、ウォータースポットが出来やすくなってしまいます。

 

ご参考→ウォータースポットから車を守るたった一つの方法

 

アルファードにおススメのコーティング

自己修復塗料は、柔軟性のある、クリア層が柔軟に活躍できるようにしてあげないと修復機能を阻害してしまいます。おそらく、ディーラでもそのような説明を受けてコーティングを勧められたのではないでしょうか。

 

ガラスコーティングのような硬くて、硬化系のコーティングよりは、柔らかい柔軟性のあるコーティングで、塗装の特性を活かすものをお勧め致します。と。

 

塗装特性を考えると、コーティングの選択肢は次の通りになると思います。

 

➀自己修復機能を阻害しない柔軟性・弾力性のある柔かいコーティング

②自己修復機能を阻害しても塗装面を強固に保護する硬化系コーティング

 

柔かいコーティングは、主にワックスコーティングやポリマーコーティングで、硬化系コーティングは主にガラス系、ガラスコーティングとなります。

自己修復塗装も、汚れやシミの付着がありますし、柔らかいが故のデメリットも存在しているのが事実です。

 

あとは、ご自身の価値観で選択するしかありませんが、弊店としては、②の自己修復機能を阻害しても塗装面を強固に保護する硬化系コーティングで、「ガラスコーティング」をおススメしております。

 

自己修復塗装は、傷を修復する機能でカバーできる範囲が少ないのと、塗装が柔らかいことによる弊害のほうが大きいからです。

自己修復塗装も、通常の塗装のように汚れますしシミも付きます。塗装面で汚れ等がスクラムを組まれてしまうと中々落とすことが難しくなります。

 

うす傷や線傷の影響よりも、塗装への汚れの浸透や、シミになるリスクのほうを防ぎたいですし、日ごろのお手入れ汚れが落ちやすいほうが良いはずです。それに雨に降られたり、洗車によりコーティングが落ちてしまうのも嫌だと思いますので、ガラスコーティングをおススメしているのです。

 

そうは言っても「折角の高機能塗装の効力を存分に味わいたい」という方には、塗装への追従性の高い「エシュロン」をおススメします。

エシュロンはガラス系コーティングとなります。施工後、大気と化学反応し、塗装面にガラス被膜を形成します。ポリマーコーティングよりも耐久性が高く、外部環境から塗装を保護します。

ガラス系コーティングの中でも、柔軟性が高く、塗装への追従性の高いコーティングですので、ガラス被膜で覆われているのに自己修復機能を阻害しにくく、おススメのコーティングとなります。

 

まとめ

アルファードの車体の大きさを考えますと洗車に対する労力は非常に大きく、できれば簡単に洗車を済ませたいと考えると思います。

 

弊店のお勧めするガラスコーティングは、汚れもつきにくく、付いてしまった汚れを簡単に落とすことができます。塗装面に大きなダメージを与える紫外線にも効果を発揮し、劣化や退色の進行を遅らせることができます。

 

ガラスコーティングは、塗装面を強固に保護し、コーティング被膜が簡単に剥がれ落ちないものになりますので、アルファードに施工する最適なコーティングになります。

 

大切な愛車を、しっかり守って、輝きを維持していきましょう。私たちはそのお手伝いをしております。私共ブランズにご相談ください。

 

 

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