ボルボXC40の保険修理・保険施工のコーティングをご紹介!
ボルボXC40の鈑金の保険修理・コーティング保険施工を承りました
千葉県よりボルボXC40の鈑金修理及びボディコーティングのご相談を承りました。
「車を傷つけてしまい、修理とコーティングをお願いしたい」とのこと。
フロントバンパー、左フロントフェンダー、左フロントドア、左フロントホイール、左ドアミラー
斜線になっている白い線は、損傷部分を示すために専用のペンでしるしを付けたものです。
フロントバンパー左下部に大きな擦り傷。バンパーのセンサーにも傷があります。
ホイールにも傷が入っています。これは修理不能の為交換となります。
光の反射で見えにくいですが、白い線で囲んである部分に傷があります。
このボルボXC40は新車で、半年経過した状態になります。今回、綺麗に傷を修理し、コーティング施工をしたいご要望でした。
お客様は、ボルボXC40を新車で購入され、納車後すぐに、他店で三層コーティングを施工されておりました。鈑金修理をすると修理部分のコーティングが無くなってしまうので再施工する必要があります。
当初は自費で修理とコーティングを考えておりましたが、鈑金修理とコーティング施工代金を考慮すると保険を使うことをお決めになられました。
なお、保険会社とのやり取りは弊店が代行しますのでご安心ください。
早速、お車を積載車にてお預かりさせていただきました。
鈑金修理は安ければ良い訳ではない
みなさんはお車を傷つけてしまった場合、どこで修理されますでしょうか?
誰もが、安くて、早くて、しかも綺麗に修理したいはずです。
ところが、安くて、早くて、綺麗に修理できる工場がほとんど無いのが現状です。
なぜでしょうか。
「安くて」を実現するためには、材料費を抑えるか、人件費を抑えるか、施工時間を抑えるしかありません。
単純に安いだけを目指すなら、すべて抑えてしまえば良いのですが、「綺麗に」を達成するためには、材料費を抑えるわけにはいきませんし、いい仕事をしてもらうためには人件費も削れません。
そして、綺麗に仕上げる=丁寧に仕上げる、わけですから施工時間も削減するわけにはいきません。
結果、「安くて」、綺麗に仕上げるのは難しいことになるのです。
「早くて」も綺麗に仕上げるためには、なかなかクリアできない課題です。綺麗に仕上げるためにはやはり時間がかかりますから。
以上のことにより、大切な愛車を、万が一傷つけてしまった場合、”何を優先して考えるか”によって、お願いする鈑金修理工場が決まってくるのです。
“早さ”を売りにしている工場。
“少々お高く、時間もそれなりに掛かりますが、綺麗に仕上げます”という工場。
どこにお願いするかは自由ですが、くれぐれも目的に合わせた工場選びをしたほうが良さそうですね。
鈑金修理完了!
鈑金部門よりお車が完成して参りました。
損傷部分をペイントし、傷ついてしまった樹脂パーツは交換。左フロントホイールも新品に交換しました。
色合わせもバッチリで、塗装肌もOK!いい仕上がりです。
しかしながら、最終仕上げの研磨作業でバフ目(研磨機の傷・オーロラとも言われています)が無数についている状態。
でも、これは想定内のことですのでビックリもしませんし、これからコーティング施工をするので問題無し。
でも、なぜ“想定内”なのでしょうか。
それは、一言でいうと研磨する目的が違うからです。
鈑金塗装作業の最終仕上げの研磨は、塗装表面を整えるのが目的。
一般的に板金塗装した塗膜は、純正の塗膜より厚くなるのが普通で、純正の塗装の肌と板金塗装した塗装の肌は異なります。研磨により、塗装直後の異物やオレンジピール(ゆず肌・オレンジの皮のように凸凹した肌)を整えたりするのです。
余談ですが、塗装における、ある程度のオレンジピール(ゆず肌)は必ず生じます。新車の塗装(純正の塗装)でも生じています。
こちらは今回の車とは異なりますが、こんな感じの塗装表面、見たことありますよね。
これをツルツルにすることは、塗装をかなり削り取ることで可能となりますが、おススメしていません。塗装本来の“保護”という観点から考えても、塗装膜厚を薄くして得られるメリットが少ないからです。
”鏡面仕上げ”っていう言葉、昔流行りましたが、今、「鏡面仕上げしてます」と謳っているところがありましたら、よく考えたほうが良いかもしれません。
ご自身の価値観に合うのであれば否定するものではありませんが。
求める仕上がりは、人それぞれで良いと思います。
一方、コーティング施工における研磨は、「いかに塗装膜を残して、乱反射させる要因を除去できるか」ということを目標にして塗装表面を整えます。
乱反射する要因は、塗装表面についている小傷やシミなどがあります。
先ほどのバフ目なんかも、小傷の集合体により乱反射してギラギラ見えるわけです。
コーティング施工における研磨は、限られた塗装膜厚の中で、さらに薄いクリア塗装部分の中で磨いていきますので、研磨の仕方や、使う道具も異なってきます。
我々コーティング専門店が勝負できるのは、塗装のクリア塗装部分のみです。
鈑金施工におけるバフ目は、いくら想定内とは言え、付いていないほうが望ましいですが、鈑金作業後にコーティング施工を控えている場合は、問題が無いのです。
コーティング施工の前に塗装表面を整える工程がありますので、ギラつくバフ目は消えてしまいます。
今回はたまたま鈑金作業+コーティング施工の組み合わせでしたが、もし鈑金作業のみの場合も、塗装表面のコンディションを弊店が確認しますので、よりご満足のいく仕上がりに近づけることができるかと思います。
弊店で承った鈑金作業においては、鈑金作業が終わって、無数の小傷(バフ目)がついたままでご納車することは無いかと。
これは鈑金作業あるあるですので、頭の隅にでも入れておいてただければ、と思います。
コーティング施工完了!
今回は、鈑金作業もコーティング作業も、どちらも保険請求する作業でしたので、お客様の加入されている保険会社との話し合いは、すべて弊店が担当しました。
少し宣伝になりますが、保険修理や保険施工をお考えの方は、面倒な保険会社とのやりとりを任せられるので、弊店までご相談ください。
押し出しの強いボルボマーク入りの大型グリル。
いわゆる「トールハンマー」と呼ばれているT字型のヘッドライト。ボルボらしいデザインです。
フロントグリルは顔の印象を決める重要なパーツです。
メッキ部分を磨き上げ、シミやクスミの無いスッキリとした輝きになるように仕上げました。
エンジンルーム内もスッキリ。
バンパーの仕上がり、いかがでしょうか。
フェンダーアーチの樹脂パーツは新品に交換し、樹脂パーツコーティングを施工しています。
しっとりとしたツヤが出ています。
左フロントホイールは新品に交換しました。ホイールコーティングを施工。
助手製ドアをあけたところ。ドアの付け根部分もスッキリとしています。
harman/kardonのスピーカーがついています。ドアハンドルの横にチラッと見えるウッドパネルは独特のデザインのウッドパネルがついていました。
流木をモチーフにしたデザインだそうです。車内の雰囲気を上品に演出していました。
ピラー部分に「インスクリプション」の文字。上級グレードです。
このたびは鈑金作業及びコーティング施工のご用命を賜り誠に有難うございました。
今後ともどうぞよろしくおねがいします。