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花粉の恐怖、花粉シミがついてしまったらどうする?シミを消す方法

 
実験
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悪者扱いの花粉

花粉症の人には「花粉」と聞いただけで気分を害してしまう方もおられると思います。
本日お話しするのは、人への影響ではなく、車への影響の話です。

ご存知の通り、毎年2月頃から5月頃にかけて大量の花粉が降りそそがれます。私が子供のころの昭和50年代はあまり花粉について話題になることが無かったと思うのですが、「平成」の時代に入ってから話題になったように思います。今は、「令和」に時代が変わりましたからここ30年くらいの話ですか。話題になったと言っても良い評判ではなく、悪者のレッテルを貼られた評判です。

 

聞いた話では、木材の輸入自由化に伴い、国産のスギが伐採されなくなり、放置された結果、大量のスギ花粉をまき散らすことになったとか。
段階的な伐採計画や植え替えが進めば、これから30年後くらいから、花粉の飛散量は減ってくるとも聞いておりますのでまだまだ花粉との戦いは続きそうですね。

 

花粉の車への影響

花粉は乾いているとサラサラ?ザラザラ?しているのですが、湿気を帯びるとベトベトになります。花粉が水にぬれることで、花粉に含まれるペクチンというたんぱく質が染み出てきます。染み出たペクチンは塗装との相性が良くて、頑固にくっつきます。

 

その後、ペクチンが乾燥すると、収縮し始めます。その時、塗装も一緒に引きずりながら収縮することもあるので塗装にダメージを与えてしまうのです。ひどいものですと、塗装に食い込み、クレーターのように凸凹とした塗装表面になってしまいます。

花粉シミ 車

花粉によって塗装がダメージを受けるのであれば何とか阻止したいですよね。
水に濡れることで破壊力が増すのであれば、花粉が降り積もったら速やかに除去すれば良いわけです。

 

少し見づらいですが、陥没したシミはこんな感じで、陥没したシミになります。(塗装面に反射した蛍光灯の光の部分にシミが見えますでしょうか)

陥没シミ

花粉対策

では、どうすれば一番効果があるのでしょうか?塗装にダメージを与えずに済むのでしょうか。

 

答えは、マメな洗車。これが一番です。

しかし、多くの方は分っていていても忙しくて中々洗車ができません。そこで少しでもダメージを少なくするために有効なのがボディーコーティングになります。しかも、コーティング被膜の硬い、防汚性に優れたガラスコーティングがおススメです。花粉や鉄粉などからボディーを守ってくれる強い味方です。

過酷な環境から大切な愛車を守るには、素のままの塗装表面では心配です。しっかり守ってあげることを考えましょう。

おススメのコーティングはコチラ

 

花粉シミがついてしまったら

花粉がボディーに着いたまま、雨に降られ、しばらく時間が空いてしまい、ボディーにシミがついてしまった時は、まずは慌てないで下さい。慌てて洗車溶剤やコンパウンドで擦って落とそうとしてはダメです。下手に擦ると、塗装面に食い込んだ花粉を閉じ込めてしまい、取れにくくなります。そこで、次の方法を試してみてください。(※自己責任でお願いします)

 

花粉シミの取り方

 

【用意するもの】

・厚手のゴム手袋

・バケツ

・マイクロファイバークロス2枚

※マイクロファイバークロス・・・化学繊維でできた極細の繊維のクロス(タオル)

 

手順

①50℃から55℃くらいのお湯をバケツに貯めます。

②マイクロファイバークロスを浸します。

③絞らずに、塗装表面を撫でるように洗います。

④拭き上げ(拭き上げ用のマイクロファイバークロスを準備)

シミ

塗装表面にシミやキズがついています。LED照明で浮かび上がりました。

花粉シミ対策

マイクロファイバークロスを塗装面に置き、上からお湯を掛けます。

花粉シミ取り

お湯の取り扱いは注意です。熱めのお湯が理想的ですが、樹脂パーツなどに影響を与える恐れがありますので、適温でやりましょう。

花粉シミとり

少し温湿布のようにして蒸らします。

この時、長く放置するのはダメです。冷えてくると折角塗装から剥がれた花粉が塗装に戻ってしまいます。

その後、やさしく塗装面を撫でるように洗ってください。

最後に、乾いたマイクロファイバークロスで水気を拭き上げ完成です。

 

【花粉シミ取り作業前】

花粉しみ

【花粉シミ取り作業後】

花粉シミ取り後

当然ですが、シミは取れてもキズは取れません。。。

 

これでほとんど落ちますが、時に頑固に固着して取れないものがあります。

そんな時は手順①のお湯を70℃から75℃くらいにしてやってみてください。くれぐれもヤケドにご注意ください。そして、繰り返しますが、落ちないからと言って、沸騰したての熱々のお湯でやらないこと。バンパーの樹脂部分やメッキパーツなどを傷めてしまう恐れがあります。

 

これでもまだ取れない場合は、専門店にお願いしましょう。専用の機材を使って、研磨して取り除くこととなります。

 

やってはいけない花粉シミ取り

いくら熱が有効とは言え、ドライヤーやヒートガン(超強力なドライヤーのようなもの)を使用したシミ取りは注意です。温めすぎて塗装表面や鉄板にダメージを与える恐れがあります。ボディーは熱を一か所に当て続けると歪んできます。ある程度の小さな歪みは、冷えると元に戻りますが、大きく変形すると元には戻りません。歪んでからでは遅いので、ご使用は控えておいたほうがよいでしょう。

 

まとめ

花粉が着いてしまったら、まず洗車。春先の飛散量が多い時期は、週に2回くらいのペースで洗車したほうが良さそうです。固着してしまった花粉シミはお湯を使って取り除くことをご参考になさってください。

春先から5月頃までは大変ですが、夏になり、ボディーが太陽熱で熱せられると自然と花粉シミが取れてしまうこともあります。ボディー表面温度が50℃から80℃近くまで上昇しますので、熱に弱い花粉が無くなるようです。

人も車も花粉対策をしなければ影響が出ますので、しっかり対応していきましょう。

 

 

 

 

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