フィアット500のマット塗装専用コーティング施工
 
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マット塗装のフィアット500が入庫しました
深いグリーンのマット塗装のフィアット500が入庫致しました。※2024年2月施工
お客様から施工の3か月前よりメールでお問い合わせがございました。
最初は塗装修理のご相談からで、様々な事情により今回のお車をご購入され弊社にご依頼がございました。
お車に対する愛情も深いものがございましたので、弊社としましてもそのご期待に応えるべく、お車の塗装コンディションを拝見しながら気合を入れて作業させていただきました。
数ある専門店の中からお問い合わせ頂いたことに感謝申し上げます!
弊店は「マット塗装専用コーティング」の施工を数多く施工しております。多少の知識は持ち合わせているつもりですので、大切なお車のコーティングはご安心してお預け下さいませ。
マット塗装のフィアットとご対面
保管環境、汚れ具合、シミのつき方、塗装コンディション等々、様々な想像をしながら施工日当日、積載車でご自宅に伺いました。
リヤゲート、濃くなったシミがついています。

車高が低く、車輪止めまで下げると危険ですね。マフラーエンドの汚れ。

第一印象は「若干艶が出ているマット塗装」です。
ドアミラーの付け根下から水垢が見受けられます。ツヤの出ている汚れですので除去できるか心配ですね。



フロントバンパー樹脂部の汚れ。


中古車でしか流通していないお車でしたので、お探しになられるのも大変だったと思います。
経年の影響で塗装に浸透してしまっている汚れも見受けられましたが除去できる汚れはスッキリさせ、除去できない汚れを目立ちにくく且つ進行を鈍化させるための処置をしてまいりたいと思います。
今回のフィアットの施工内容
・マット塗装専用コーティング ・塗装表面肌調整処理 塗装表面肌調整処理作業・・通常のマット塗装専用コーティングの他に、塗装に浸透しやすいコーティング剤を用いて色合いを微調整する作業になります。   マット塗装の汚れ方の一つに“艶のある汚れ・シミ”が見受けられます。これは塗装表面が変化してしまい、塗装表面の洗浄では除去できない汚れの代表格になります。   この場合、通常のマット塗装専用コーティングですとマット感を損なわずに見た目を整えることになりますので、ツヤのある汚れやシミがそのまま浮き出る(周りが綺麗になったことで余計目立つ)ことになります。   見た目の他にもこのまま時間を経過させると更に汚れやシミが進行してしまう恐れもございますので、塗装表面の徹底洗浄作業のあとに、塗装に浸透させるコーティング剤を施工することで進行を鈍化させ、さらに色合いが若干濃く変化しますので艶のある汚れやシミが目立ちにくくなる効果がございます。   すべてのマット塗装に通用するものではございませんが、今回のマット塗装では効果があると判断しまして「塗装表面肌調整処理」をご提案させていただきました。     マット塗装(艶消し塗装)と言われる塗装は、あえて艶が出ないように、表面を凸凹させている塗装になります。   凹凸によって光が乱反射してツヤがひけたような、深みのあるしっとりとした艶感になるのです。この塗装表面の凸凹を無くしてしまうと光が乱反射せずに艶が出てしまい、普通の塗装と変わらない艶感になります。   そのため、塗装表面に水アカや、薄傷がついたからと言って、いつものようにコンパウンドで磨いたら大変なことになってしまいます。塗装表面が削れて、マット塗装の特徴でもある凹凸が無くなってしまいます。結果、コンパウンドを使った所だけツヤツヤになり、使っていない所よりも少し濃い感じになってしまうのです。  マット塗装の汚れ方
マット塗装って普通の塗装と違うの?
マット塗装の悩み
マット塗装を所有した人だけが感じる悩みは「汚れがつきやすく、しかも落としにくい」ところ。
マット塗装は、塗装表面がザラザラしていて、凹凸があるのでどうしても汚れが詰まりやすいんです。大気中の砂埃や、大気中の排気ガスの塵などが凹凸の目の中に入り込んで取りにくいんですね。しかも、手垢(油分)もつきやすく、ボンネットやドアを触ると指の跡がしっかり残ってしまいます。
マット塗装の車のオーナーは、マメに洗車ができる人でないと維持するのが難しい側面があります。
マット塗装の汚れ落とし
ついてしまった汚れはどうしたら良いのでしょうか。
結論から申し上げますと“汚れに合わせたケミカルを使う”ことになります。
一般的に酸性ケミカル、アルカリ性ケミカル等が使用されますが、濃度、外気温、ボディ表面温度等に影響を受けますのでご自身での作業はお控えいただいたほうが無難です。
弊社では汚れ落とし、シミ除去にもうひと手間かけてオリジナルのケミカル剤を使用することもございます。
通常の塗装ですと、薄い傷や頑固な水アカはコンパウンド(研磨剤)を使って簡単に落とすことができます。しかし、マット塗装は「コンパウンドが使えない」のです。しかも強い力で塗装面を擦って汚れを落とそうとすると、その部分だけ艶がでてしまいます。
くれぐれもご注意ください。
万が一コンパウンドを使ってしまった場合は、弊店でもリカバリーできません。塗装修理か、状況によってはステルスラッピングを施工するかしか方法が無くなります。
コーティング施工完了!












深みのあるマット塗装になりました。全体的なバランスは取れていますが、やはり塗装に浸透してしまっている汚れ、シミは除去できなかったため、よく見ると塗装表面に存在します。






見づらいですがボンネット中央の向かって右側付近に除去できないシミがいます。


塗装表面肌調整作業を実施しているので目立ちにくくなっています。

恐らく何かしらの強い圧が掛かってしまったか、液剤かの影響なのか、濃いライン状のものがついています。









一見、綺麗に見えるフロントバンパー下部の樹脂パーツですが、よく見ると表面に浸透してしまったシミが見えます。













ピンボケ写真、、、すみません。







リヤゲートの所々に濃くなってしまっているところがあります。






よく見ると、リヤゲートの右側上部に艶のあるシミがいます。














このたびはご入庫くださいまして誠に有難うございました。
数ある施工専門店から弊店をお選びいただき重ねて御礼申し上げます!
仕上がりはいかがでしょうか。
除去できないシミや汚れが多少残っていますが、塗装表面肌調整作業により目立ちにくくなっております。なお、弊店最大の売りである「定期メンテナンス無料」の付帯が残念ながらできませんので、定期的な再施工をおすすめしております。(塗装コンディションを見ながら再施工のタイミングを計っていきましょう)
ご不明な点や、ご使用になられて不安な点などがございましたらお気軽にお問い合わせください。
今後ともどうぞよろしくおねがいします。
 
   				    			 
						 
             
            