マットカラー塗装のG63AMGコーティング
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Contents
ダークオリーブグリーンマグノのG63AMGが入庫しました
横浜市よりメルセデスベンツG63AMGが入庫しました。※2023年10月ご入庫
ご納車前よりご相談を頂戴しておりまして、ボディコーティングの施工を基本としまして様々なご要望を承りました。
弊社は、マット塗装のお車の施工台数実績を順調に伸ばしてきておりまして、多くのお客様よりご依頼を承っております。
マット塗装特有の、“汚れやすく、汚れを落としにくい”でお困りのお客様がかなり多くいらっしゃることを実感しまして、「マット塗装専用コーティング」を積極的にご案内しております。
ご依頼ありがとうございます!
メルセデスベンツG63AMGのコンディション
ご納車されたばかりと伺っておりましたが、やはりマット塗装特有のシミや汚れが見受けられました。一般的な雨などの汚れの他に、何かしらのケミカルもしくはコーティング等のムラがございました。
水弾きは抜群でした。
ウィンカーレンズ横にムラのように見える箇所があります。LED照明の光が強い為見にくいと思いますが。右側のウィンカーレンズ付近。
レンズ周りがカサカサになっていました。
左側ウィンカーレンズ付近。
ボンネット中心部分にも何か見えます。
違う角度から。モヤモヤしたものが見えます。上手く撮影できないのが難点です。
ルーフの角に、ツヤのあるシミがあります。
リヤゲートの右側。
左側ドア上部。
弊社は、保管環境や使用頻度、お手入れ頻度によって異なりますが、1年毎の“マット塗装専用コーティング施工”を推奨しております。
コーティングを定期的に施工することをお勧めするのは、マット塗装のコーティング施工工程での一番重要な“下地処理”が目的になります。
マット塗装の塗装特性により、一度固着してしまった汚れは、研磨で落とすことができず、ケミカルによる洗浄でのみ落とすことができます。同時に、ケミカルで落とせない汚れは「対処できない」、「落とせない」になります。
そうならないためにも、定期的に“マット塗装専用コーティング”を施工することを推奨しているのです。
コーティング施工にあたり、塗装の下地処理は重要ですのでマット塗装に適したケミカルで汚れを除去してスッキリさせていきます。
今回はマット塗装専用コーティングの他にもたくさんのメニューをオーダー頂きました。
・マット塗装専用コーティング ・樹脂パーツコーティング ・ホイールコーティング ・SUPERガラスコーティング ・電動サイドステップ取付 ・アンビエントエアアウトレット取付 後ほど施工後のお車をご案内申し上げますが、部分部分でどんな感じに変化したか、ご紹介したいと思います。 《施工後》 《施工後》 《施工後》 左フロントフェンダー、左タイヤハウス付近。 《施工後》 《施工後》 《施工後》 Gクラスの場合、ボンネットがほぼ水平で水の流れが悪い為、シミがつきやすい傾向があります。 今回は、ウインカーレンズ周りやボンネットのムラのように見えるものが気になりましたので、表面洗浄である程度落とした後、マット塗装専用コーティング+硬化系のコーティングを使用して2層でコーティング被膜を形成いたしました。 若干質感(艶感・色目)が変わりますが、強固に塗装表面を保護しますので今回の塗装コンディションでは最善の対応・対策だと考えております。 ちなみに弊店では、マット塗装に硬化系のコーティングはお勧めしておりません。理由は塗装特性によってムラが発生しやすいこと、万が一失敗した時にリカバリー不可能であることなどがあげられます。作業は慎重に進めておりますが、手作業の為リスクがあります。 弊店のHPをよくご覧になられている方でしたらご存知かと思いますが、弊店以外の施工で大変なことになってしまっているお車も何台か対処したことがございます。 施工から経過している時間が短ければ何とかなる場合もございますが、コーティングが除去できない場合は、お手上げになることも想定されます。その場合は、再塗装するか、フィルムを貼る等の対処しかできなくなる場合がございます。 「塗装を保護して、綺麗の維持をしたい」目的のコーティング施工がこのような結果になってしまうのは、本末転倒です。 そうならないためにも、マット塗装のコーティングは、塗装を理解した専門店にご依頼されることをお勧めいたします。 マット塗装(艶消し塗装)と言われる塗装は、あえて艶が出ないように、表面を凸凹させている塗装になります。凹凸によって光が乱反射してツヤがひけたような、深みのあるしっとりとした艶感になるのです。 この塗装表面の凸凹を無くしてしまうと光が乱反射せずに艶が出てしまい、普通の塗装と変わらない艶感になります。 そのため、塗装表面に水アカや、薄傷がついたからと言って、いつものようにコンパウンドで磨いたら大変なことになってしまいます。 塗装表面が削れて、マット塗装の特徴でもある凹凸が無くなってしまいます。結果、コンパウンドを使った所だけツヤツヤになり、使っていない所よりも少し濃い感じになってしまうのです。 マット塗装って普通の塗装と違うの?
マット塗装の悩み
マット塗装を所有した人だけが感じる悩みは「汚れがつきやすく、しかも落としにくい」ところ。マット塗装は、塗装表面がザラザラしていて、凹凸があるのでどうしても汚れが詰まりやすいんです。
大気中の砂埃や、大気中の排気ガスの塵などが凹凸の目の中に入り込んで取りにくいんですね。
しかも、手垢(油分)もつきやすく、ボンネットやドアを触ると指の跡がしっかり残ってしまいます。マット塗装の車のオーナーは、マメに洗車ができる人でないと維持するのが難しい側面があります。
マット塗装の汚れ落とし
では、ついてしまった汚れはどうしたら良いのでしょうか。
結論から申し上げますと“汚れに合わせたケミカルを使う”ことになります。
通常の塗装ですと、薄い傷や頑固な水アカはコンパウンド(研磨剤)を使って簡単に落とすことができます。しかし、マット塗装は「コンパウンドが使えない」のです。
しかも強い力で塗装面を擦って汚れを落とそうとすると、その部分だけ艶がでてしまいます。
くれぐれもご注意ください。
万が一コンパウンドを使ってしまった場合は、弊店でもリカバリーできません。塗装修理か、状況によってはステルスラッピングを施工するかしか方法が無くなります。
コーティング施工完了!
マット塗装されていないドアミラーカバーなどは研磨作業により表面を整えております。
フロントガラスの右下にサインがあります。
アップにしてご覧いただくと分かり易いと思いますが、通常、窓ガラスの周りに黒くなっている所があります。その部分はシミが目立ちやすく、多くの車で、だいたいこの部分がシミだらけになっています。
今回SUPERガラスコーティングをご用命いただきましたので、ガラスについていたシミや汚れを除去(研磨)し、特殊コーティングで保護しました。
ボンネットの汚れも除去し、しっとりとした仕上がりになりました。
フロントグリル等の樹脂パーツも黒々と輝いています。
電動サイドステップは便利な機能です。ただしG63AMGはサイドマフラー出しの為、短いステップになりますので、後席の方はご利用になれません。。。
階段を上っていくようにラクに乗り込みできます。
電動サイドステップを任意で出したくない時のためにON/OFFスイッチがあります。
運転席側センターコンソール奥にスイッチがあります。
エアコンの吹き出し口にイルミネーションを取り付けましたので、華やかになりました。
純正のイルミネーションに色が連動します。
今回の施工において、下地処理工程でスッキリと洗浄できましたが、所々に”除去できないシミ””除去できない汚れ”がございました。
塗装表面に化学変化して浸透してしまっているシミや汚れになります。
何とかしたい気持ちでいっぱいでしたが、弊店の力をもってしても太刀打ちできませんでした。
非常に悔しいです。
薄っすらと縦に水垢のように見えるものです。見えますでしょうか。部分的に明るい色合いで、若干艶のある垂れ跡です。
塗装表面に浸透する寸前のものは除去可能です。一般的なケミカルの他に、弊店独自の下地処理剤がございますので除去可能になります。
決してご自身で挑戦しないようお願いします。多くの場合、汚れを落とそうとして力を込めて何度も何度も擦ってしまい、取り返しのつかいないことになってしまう傾向が見受けられます。
何度も何度も擦ることでどうなるか。
艶々に艶が出てしまい、その部分だけ色合いがおかしくなります。
ご注意ください。
ご自身での挑戦はストップして、弊店のような専門店にご相談したほうが良いと思います。
このたびは横浜市よりご入庫くださいまして誠に有難うございました。
数ある施工専門店から弊店をお選びいただき重ねて御礼申し上げます!
仕上がりはいかがでしたでしょうか。
マット塗装にコーティング施工することで、艶消し感をそのままに、塗装をしっかり保護します。
なお、弊店の最大の売りである「定期メンテナンス無料」の付帯が残念ながらできませんので、定期的な再施工をおすすめしております。(塗装コンディションを見ながら再施工のタイミングを計っていきましょう)
ご不明な点や、ご使用になられて不安な点などがございましたらお気軽にお問い合わせください。
今後ともどうぞよろしくおねがいします。