マット塗装のBMW i4にコーティング施工
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BMW i4 M50フローズンポルティマオブルーが入庫
小金井市より、 BMW i4 M50が入庫しました。
弊店ホームページをご覧になられてお問い合わせいただいていたお客様でございます。
ご購入前よりご相談いただきまして、ご購入予定のお車に、どのようなコーティングができるのか知りたいとのご依頼を賜りました。
お客様のご希望は「塗色保護、洗車を容易にするためのコーティング」とのこと。ボディ色が「マット塗装」のため、今後綺麗なコンディションで快適にお乗りになりたいご要望がございました。
様々なご提案を申し上げ、マット塗装の保護に最適な「マット塗装専用コーティング」をご用命賜りました。そしてドアの開閉時にキズが付きやすい、アウタードアハンドルのドアカップに「プロテクションフィルム施工」のご依頼も合わせて頂戴いたしました。
ご依頼誠にありがとうございます!
フローズンポルティマオブルー
ボディカラーは「フローズンポルティマオブルー」という高級車にふさわしいマット塗装になります。
深みのある色合いで、マット感が更に存在感を増します。鮮やかなマット色です。
マット塗装はご存知の通り、汚れが付きやすく取れにくいボディカラーになります。
お車を拝見するまでは、取れない汚れは付いていないだろうか?シミの付着具合はどうだろうか?とあれこれ考えておりました。
マット塗装は、研磨できない塗装ですので、塗装表面についてしまった汚れやシミはケミカルで除去しなければなりません。そのケミカルが反応しない汚れやシミの場合、弊店をもってしてもお手上げとなってしまいます。
弊店では、取れない汚れやシミがつく前に、少しでも早く、塗装下地を整えてマット塗装を保護すべく“マット塗装専用コーティング”の施工をお勧めしております。
マット塗装BMW i4 M50のコンディション
雨が降ったせいでドロ汚れは付いておりました。一度洗車して見ないとわからないところですが、重度なダメージが無さそうにも見えます。
スポットライトが反射している辺りに、シミが見えます。
一番厄介なのは、塗装に浸透してしまっているシミや汚れです。経験上、見た目は、周りよりも濃く見えるシミ、または、艶が出てしまっているシミや汚れは、だいたい厳しい汚れになります。
作業を進めてみないとわかりませんが、汚れの種類によっては除去できない場合があります。
リヤバンパーの上部は汚れが溜まりやすいところです。
ちなみに、この塗装状態も、塗装表面を洗浄すると、かなりスッキリします。
このお車は、所々にピアノブラックパーツが装着されております。フロントグリルもほぼピアノブラックパーツになります。一見綺麗に見えますが、作業用ライトを当てると無数の小傷が浮かび上がります。
リヤバンパーにもピアノブラックパーツが装着されています。
ボディはマット塗装で研磨できませんが、研磨可能な部位は手磨きや研磨機を使って表面を整えていきます。
深い傷はあまり追いかけません。手抜きではなく、素材を守るためです。
表面のスクラッチを除去し、艶を出します。
マット塗装部位に関しては研磨できない為、ケミカルを使用し、塗装表面の汚れを丁寧に除去していきます。汚れが除去できたところで、コーティング剤を塗布して仕上げていきます。
今回の施工内容
・マット塗装専用コーティング ・ドアカッププロテクションフィルム施工 マット塗装(艶消し塗装)と言われる塗装は、あえて艶が出ないように、表面を凸凹させている塗装になります。 凹凸によって光が乱反射してツヤがひけたような、深みのあるしっとりとした艶感になるのです。 この塗装表面の凸凹を無くしてしまうと光が乱反射せずに艶が出てしまい、普通の塗装と変わらない艶感になります。 そのため、塗装表面に水アカや、薄傷がついたからと言って、いつものようにコンパウンドで磨いたら大変なことになってしまいます。 塗装表面が削れて、マット塗装の特徴でもある凹凸が無くなってしまいます。結果、コンパウンドを使った所だけツヤツヤになり、使っていない所よりも少し濃い感じになってしまうのです。 今回の場合、塗装の凹凸面にコーティング剤が入り込み、濃く見えるところと、薄く見えるところが斑になってしまったものと思われます。 マット塗装って普通の塗装と違うの?
マット塗装の悩み
マット塗装を所有した人だけが感じる悩みは「汚れがつきやすく、しかも落としにくい」ところ。
マット塗装は、塗装表面がザラザラしていて、凹凸があるのでどうしても汚れが詰まりやすいんです。大気中の砂埃や、大気中の排気ガスの塵などが凹凸の目の中に入り込んで取りにくいんですね。
しかも、手垢(油分)もつきやすく、ボンネットやドアを触ると指の跡がしっかり残ってしまいます。マット塗装の車のオーナーは、マメに洗車ができる人でないと維持するのが難しい側面があります。
マット塗装の汚れ落とし
ついてしまった汚れはどうしたら良いのでしょうか。
結論から申し上げますと“汚れに合わせたケミカルを使う”ことになります。
通常の塗装ですと、薄い傷や頑固な水アカはコンパウンド(研磨剤)を使って簡単に落とすことができます。しかし、マット塗装は「コンパウンドが使えない」のです。
しかも強い力で塗装面を擦って汚れを落とそうとすると、その部分だけ艶がでてしまいます。
くれぐれもご注意ください。
万が一コンパウンドを使ってしまった場合は、弊店でもリカバリーできません。再ペイントか、状況によってはステルスラッピングを施工するかしか方法が無くなります。
コーティング施工完了!
ピアノブラック部分もツヤツヤに仕上がりました。
フロントグリルが大きく、存在感があります。
マット感タップリに仕上がりました。
トランクを開けたところの付け根部分。ふだんのお手入れで手が届かない部分です。
ドアカップのプロテクションフィルムもバッチリです。
ここに貼るのは透明なプロテクションフィルムではなく、ステルスフィルムになります。半透明のフィルムで、マット塗装には最適です。
このたびは小金井市よりご依頼賜りまして誠に有難うございました。
数ある施工専門店から弊店をお選びいただき重ねて御礼申し上げます!
仕上がりはいかがでしょうか。
マット塗装専用コーティングは艶消し感をそのままに、塗装をしっかり保護します。
なお、弊店の最大の売りである「定期メンテナンス無料」の付帯が残念ながらできませんので、定期的な再施工をおすすめしております。(塗装コンディションを見ながら再施工のタイミングを計っていきましょう)
ご不明な点や、ご使用になられて不安な点などがございましたらお気軽にお問い合わせください。
今後ともどうぞよろしくおねがいします。