コーティング施工したけどその後はどうすれば良いの?
コーティング施工した人
このように思う方、意外と多いんです。そんな疑問にお答えします。
結論を申し上げますと、汚れをマメに除去することが効果的で、洗車方法にも注意が必要です。
Contents
コーティングの効果
コーティングの効果については、「塗装を保護すること」、「汚れがつきにくくなる」、「洗車がしやすい」など、塗装のままで維持するよりは効果が期待できます。
様々な種類のコーティングがありますが、塗装の上にコーティング被膜を形成し保護することにより、長く輝き続けることが可能となります。
コーティング施工したけどその後はどうしたら良いの?
ディーラーであれ、専門店であれ、コーティング施工後のお手入れについては、「洗車」がキーワードになります。さらに「メンテナンス」の必要性について説明があったはずです。
コーティングを施工したからといって、何もしないで汚れがつかず、綺麗な状態を維持し続けることは不可能です。
外を走れば、紫外線、砂、泥、塩害、樹液、雨、、、と過酷な環境に晒され次第にボディ表面に汚れが堆積していきます。コーティングはその外敵をボディまで浸透させずに、塗装面の犠牲膜として活躍してくれるのです。
定期的な洗車は、汚れが堆積したものを除去し、メンテナンスは洗車で落としきれなかった汚れを取ることと、犠牲膜として戦った残骸を取り除く役割があります。
洗車はどうやったらいいの?洗車機は使っていいの?
洗車やメンテナンスの重要性はご理解いただいていると思いますが、では、洗車はどうやったら良いのでしょうか。
冒頭の方はガソリンスタンドで洗車をしているようですが、手洗いですか?洗車機でしょうか。
一般的に「手洗いのほうが良い」と思っている方が多いと思いますが、それは一部正解で一部不正解ということになります。
「正しい手洗い」を実施していただけるのであれば傷がつきにくく、ボディに与える影響が少なく済みます。「正しい洗車」とは、水をたっぷり使う洗車です。できればウエスなりスポンジの滑りを良くするシャンプーがあればベストです。
正しい洗車方法
・ホイールに水をかけ、しっかり汚れに水をなじませます。
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・シャンプーを使用し、ホイールを洗います。ホイール専用のスポンジと拭き取りする専用のウエスを準備してください。
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・ホイールは水で良くすすいでください。
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・ボディに水をかけ、しっかり汚れに水をなじませます。
(気温が高い場合やボディが熱い場合は、パネルごとに洗車をして都度拭き上げるほうが良いです)
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・シャンプーでやさしく汚れを落としていきます。
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・ボディの汚れが多い場合は、スポンジをすすぐ回数を増やしながらすすめてください。
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・泡の乾かないうちによくすすいでから、ボディ拭き上げ専用ウエスで水気を拭き取ります。
大まかな洗車の流れはこのような感じです。
注意してほしいのは、まずは天候。
砂ホコリが舞い上がるような風の強い日は避けるべきでしょう。ホコリでボディを傷めてしまう恐れがあります。あと、炎天下。天気が良くて洗車でもしようか、と思いがちですが、我慢してください。
なぜならば、洗車した水がすぐに乾いてしまうからです。洗車に使う水道水はミネラルやカルキが含まれていて、水が乾くとその残留物が塗装面に残ります。これがなかなかのクセ者で、炎天下で焼き付いた残留物は落としにくくてシミになりやすい性質を持っています。
なぜホイールから洗うか。先ほどの理屈と一緒です。ボディに水道水が長く居座ることを防ぐためです。
やさしく洗うのも、ホイール専用のスポンジを用事するのも、水をたっぷり使って洗車するのも、ボディを傷めないようにするためです。
汚れが落ちないからといって、ゴシゴシ擦ってはダメです。
「手洗い洗車」であれば全部OKかというと、気を使いながら洗車していただいて初めてOKですので、一部正解で、一部不正解というような表現になりました。
洗車機は使っていいの?
洗車機の使用については条件をクリアしてれば問題ありません。洗車しないで放置するよりかはよっぽどマシです。
・炎天下ではない日
・洗車機が古くなく、洗車ブラシがナイロンではない。
・自分の車がガラスコーティングを施工済み
この3つの条件がすべてクリアされれば使用しても大丈夫です。
炎天下が良くない理由は先ほど述べましたので割愛します。「洗車ブラシがナイロンでない」については、最近の洗車機はよほど古くない限り見かけることも少なくなりました。
洗車機のブラシ
最近の洗車機のブラシを良く見ますと、スポンジ系のブラシと布系のものが見られます。
スポンジ系は、やや平べったい形をしていて、クロスのような柔らかさと吸水性に優れたスポンジ系ブラシになります。布系は、ウェディングドレスのスカートのようにヒダ状に重なっていて、セーム革のような素材のブラシになります。
最新洗車機のスポンジ系のブラシが登場する前に主流だった洗車機によく使われています。
どちらの洗車機でもボディへの負担が少なくなるよう設計されていて、洗車機に付いているセンサーも従来に比べ賢くなっています。
回転数が変化したり、ボディ形状を把握してきめ細かな動きを可能になりました。
洗車機によっては「下回り洗浄」機能も付いていて、手洗いでは洗えない部分もカバーしてくれるものまであります。
すごい進化ですね。
ガラスコーティングが施工してあること
ガラスコーティングが施工してあれば傷が入りにくく、汚れが落としやすいのが理由です。
ガラスコーティング以外のコーティングは落ちやすく、強度、耐久性にやや難があるためおすすめはしません。施工してないよりは良いと思いますが。
弊店のプレミアムコーティングは、無機溶剤100%のガラスコート剤を使用しており、完全硬化後の硬度は9H以上となります。高密度のガラス粒子が塗装と分子結合しているために剥がれにくく劣化しにくい性質を持っています。最新の洗車機の使用は問題ありません。
まとめ
コーティング施工した人
という疑問に関しての答えは、汚れをマメに除去することが効果的で、洗車方法にも注意が必要です、ということでした。
ただし、洗車を定期的に実施することと、メンテナンスを定期的に行うことで、コーティング効果が持続します。せっかく施工したコーティングを長持ちさせることでコスパが良くなりますので積極的に取り組んでいきましょう。
いつも行っているガソリンスタンドで洗車をしている方でしたら、洗車方法を確認してください。正しい洗車方法で洗車しているようでしたら「手洗い洗車」をオーダーしても大丈夫です。
時間が無くて洗車機を使用する方は、洗車機のブラシに注目してください。スポンジブラシか布ブラシであれば問題ありません。
ただし、「ガラスコーティング」が施工してあることが条件です。
ワックス、ポリマー、ガラス系コーティングではなく、ガラスコーティングです。
コーティング施工後の維持に関して、是非参考にしてください。
ガラスコーティングを施工していないので洗車機が使えない、と言う方は、早めに弊店にご相談ください。忙しいあなたをお手伝いいたします。
では、また。