マット塗装のスマートをコーティング施工

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マットホワイトのスマートフォーツークーペが入庫しました
藤沢市よりスマートフォーツークーペが入庫しました。※2023年10月ご入庫
「マット塗装なので専用のコーティングをしたい」とのこと。
最初のお問い合わせの際、スマートに対する強い想いと、これから大切に乗っていきたいお気持ちを感じました。弊社は、マット塗装のお車の施工台数実績を順調に伸ばしてきておりまして、多くのお客様よりご依頼を承っております。
マット塗装特有の、“汚れやすく、汚れを落としにくい”でお困りのお客様がかなり多くいらっしゃることを実感しまして、「マット塗装専用コーティング」を積極的にご案内しております。
お客様はこれまでもスマートにお乗りになられていたようで、今回のお乗り換えでご選択されたのが“マットホワイトのスマート”でした。希少なお色のお車で、内装の色合いもあまりお見掛けしない素敵なお車でした。
お客様のお車に対する愛情は強く、私共としましてもそのお気持ちに寄り添うべく、今回しっかり作業させていただき、お喜びになられる笑顔を想像し作業して参ります。
ご依頼ありがとうございます!
スマートフォーツークーペのコンディション
ご購入したばかりで全体的にスッキリさせたい、と伺っておりましたので、まずはお車のコンディションを拝見致しました。
こちらのお車は2013年式。幾度となく洗車され、また、もしかしたらコーティング等の施工も受けてきたであろうお車は、全体的に艶が出ている状況。
ホイールボルト周りやパネルの継ぎ目の汚れ。
タイヤから跳ね上げられた汚れや、ブレーキダストが固着しています。
ブレーキキャリパーが茶色になっています。
フロントフェンダーについているサイドマーカー周り。
樹脂系のパーツが多く使用されているお車は所々に経年の傷みがでておりました。
トランクを開けたところの内張りパネル。白化が進行し、全体的に白っぽくなっています。
リヤガラスの周りのパネルも、水シミと若干のクスミが見受けられます。
ルーフの後方部分は、劣化による変色が発生しておりました。今回、ある程度まで表面を整えますが時間と共に進行してしまいますので何かしらの対策が必要かと思われます。
傷がありました。
フロントバンパーのフォグ周り。
SUPERガラスコーティングをご用命賜りましたので、ガラスのコンディションもチェック。
通常の洗車では落とせないシミなどを、ガラスの表面を特殊な研磨剤で下地処理をして専用コーティング剤を浸透させ密着させます。
こちらのお車は、マット塗装部分と、通常のグロス塗装のコンビになっておりますので、グロス塗装箇所はポリッシャーによる研磨で下地処理をします。
研磨できない塗装(マット塗装)部分にポリッシャーが当たると大変なことになりますので、マスキングの養生もいつもより幅広くしてあります。
マット塗装部分に関しましては、専用のケミカルを使用しまして、下地処理を進めていきます。
ちなみに内装は綺麗なコンディションで、バリっとした感じがしました。
弊社は、保管環境や使用頻度、お手入れ頻度によって異なりますが、1年毎の“マット塗装専用コーティング施工”を推奨しております。
コーティングを定期的に施工することをお勧めするのは、マット塗装のコーティング施工工程での一番重要な“下地処理”が目的になります。
マット塗装の塗装特性により、一度固着してしまった汚れは、研磨で落とすことができず、ケミカルによる洗浄でのみ落とすことができます。同時に、ケミカルで落とせない汚れは対処できない、落とせないことになります。
そうならないためにも、定期的に“マット塗装専用コーティング”を施工することを推奨しているのです。
・マット塗装専用コーティング ・ホイールコーティング ・SUPERガラスコーティング マット塗装(艶消し塗装)と言われる塗装は、あえて艶が出ないように、表面を凸凹させている塗装になります。凹凸によって光が乱反射してツヤがひけたような、深みのあるしっとりとした艶感になるのです。 この塗装表面の凸凹を無くしてしまうと光が乱反射せずに艶が出てしまい、普通の塗装と変わらない艶感になります。そのため、塗装表面に水アカや、薄傷がついたからと言って、いつものようにコンパウンドで磨いたら大変なことになってしまいます。 塗装表面が削れて、マット塗装の特徴でもある凹凸が無くなってしまいます。結果、コンパウンドを使った所だけツヤツヤになり、使っていない所よりも少し濃い感じになってしまうのです。 マット塗装って普通の塗装と違うの?
マット塗装の悩み
マット塗装を所有した人だけが感じる悩みは「汚れがつきやすく、しかも落としにくい」ところ。マット塗装は、塗装表面がザラザラしていて、凹凸があるのでどうしても汚れが詰まりやすいんです。
大気中の砂埃や、大気中の排気ガスの塵などが凹凸の目の中に入り込んで取りにくいんですね。しかも、手垢(油分)もつきやすく、ボンネットやドアを触ると指の跡がしっかり残ってしまいます。
マット塗装の車のオーナーは、マメに洗車ができる人でないと維持するのが難しい側面があります。
マット塗装の汚れ落とし
付いてしまった汚れはどうしたら良いのでしょうか。
結論から申し上げますと“汚れに合わせたケミカルを使う”ことになります。
通常の塗装ですと、薄い傷や頑固な水アカはコンパウンド(研磨剤)を使って簡単に落とすことができます。しかし、マット塗装は「コンパウンドが使えない」のです。しかも強い力で塗装面を擦って汚れを落とそうとすると、その部分だけ艶がでてしまいます。
くれぐれもご注意ください。
万が一コンパウンドを使ってしまった場合は、弊店でもリカバリーできません。塗装修理か、状況によってはステルスラッピングを施工するかしか方法が無くなります。
コーティング施工完了!
フロントガラス下部の黒い部分のシミは無くなり、カウルトップの黒い樹脂部分も黒々と蘇りました。
研磨可能な塗装部分はツヤツヤに仕上げました。
ガラス窓のモヤモヤは消え、スッキリ視界良好です!
このボンネット部分。縦に伸びた水垢が光の加減で浮き上がるため、マット塗装専用コーティング+硬化系のコーティングをブレンドし施工しました。保護効果抜群です。
ガラスの輝き、ボディのスッキリ感が際立ちます。
ボディパネルのつなぎ目の汚れ、網状の樹脂パーツもスッキリしました。網目の一つ一つにハケを入れ、汚れをかきだしました。
ふだんのお手入れでは中々手の届かない部分ですが、ドアの付け根部分もスッキリしました。
ホイールコーティングでツヤツヤに仕上がりました。
このたびは数ある施工専門店から弊店をお選びいただき重ねて御礼申し上げます!
仕上がりはいかがでしたでしょうか。
マット塗装にコーティング施工することで、艶消し感をそのままに、塗装をしっかり保護します。
なお、弊店の最大の売りである「定期メンテナンス無料」の付帯が残念ながらできませんので、定期的な再施工をおすすめしております。(塗装コンディションを見ながら再施工のタイミングを計っていきましょう)
ご不明な点や、ご使用になられて不安な点などがございましたらお気軽にお問い合わせください。
今後ともどうぞよろしくおねがいします。