マイバッハのパーテーション制作・取付
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メルセデスベンツマイバッハにパーテーション取付
輸入車、高級車を中心にコーティング施工しているブランズでございます。
さて、本日は、メルセデスベンツマイバッハに特別オーダーの取付作業をしました。
フルカスタムのパーテーションの取付でございます。
パーテーションとは?
パーテーション、パーティションとも言いますが、「間仕切り」のことです。
車の場合、前席(運転席・助手席)と後席を間仕切りするための壁になります。
リムジンや一部の国産車でメーカー出荷時にパーテーションが組まれていることもありますが、市販車ではあまり一般的な装備ではありません。
目的は後席のパーソナルスペースを尊重したい、前席やドライバーからの視線を遮りたい等、様々です。
後席に乗られている方が快適に、くつろいで移動できる空間は「人を乗せて走る車」の究極な使い方であり、おもてなしの心の表れだと思います。
そんな思いを形にすべく、特別オーダーの「パーテーション」の制作と取付をおこないました。
ワンオフのパーテーション
今回のオーダーは次の要望を満たすもので制作。マイバッハ専用で簡単に取り付けられるキットのようなものは無い為、フルオーダーのワンオフ制作になります。
・前後のパーテーション取り付け ・遮音性重視 ・スイッチで曇り・透明切替のガラスつき ・運転手とはインターホンで会話が可能 ・後席のスペースは最大限確保する ・シンプルでスッキリとしたデザイン ・現在使用しているマイバッハと使い勝手が同じ仕様 このお客様は、マイバッハを2台所有されておりまして、もう一台のほうには既にパーテーションが組まれております。 弊社が手掛ける“パーテーション”はお客様のニーズにお応えすべく、設計、制作まで基本的に1人で担当します。 おこがましいのですが、まるでAMGのエンジンのようです。メルセデスベンツAMGのエンジンは“ワンマン・ワンエンジン”により一人のマイスターが責任を持ってエンジンを組み上げ、世に送り出すことをしています。 AMGエンジン上部にマイスターのサインが入ったプレートが貼ってあります。弊社のパーテーションにはマイスターのサインはありませんが、丹念に少しずつ組み上げ、お客様が快適にお乗りいただけるように気持ちを込めて制作しております。 “ワンマン・ワンパテーション” 弊社が作った造語ですが気持ちはAMGのマイスターと同じだと自負しております。 お預かりしましたお車の元々の内装は、このような感じです。 逆側から。 イラストレーターのような人材はおりませんので、まずはお客様のお話しを伺い、手書きのイラストで商談します。 設計の人間が、ダイヤモンドステッチのレザー調の素材を入れて、全体の雰囲気をアップさせようとご提案申し上げましたが、”シンプル”なデザインがお好みとのことで却下。 ピアノブラックパネルの中に、純正リヤモニターが入るようにして、足元の空間を最大にすべく斜めにデザインしました。 具体的なデザインが想像しにくいかと思いますが、何とかお客様のご了解を得まして着工に入りました。 このような手書きレベルで本当に申し訳ございません。 お客様が現在使用しておられるマイバッハと「同じ使い勝手」というご要望を承りましたので、室内の広さやモニターの高さ、色合いを、写真撮影したり、採寸をしたりして設計に取り込みました。 大切なお客様のお車に傷を付けてはなりませんので、お車を養生します。 ボンネットから顔周りを覆うと、何のお車だかわかりませんね。 壁には当たっておりませんのでご安心を。 助手席側より撮影。 まずは土台となるフレームから制作します。 強度を保つための鉄製のフレームを加工し、車両に設置します。 フレームさえ設置できれば、あとはそれぞれのパーツを組み上げ、パーテーションの本体を制作していきます。 もはや大工さんのような感じです。 パーテーション本体パネルの後ろ側には防音の為のシートを貼っています。 モニター周りのピアノブラックパネルを仮設置してみます。 純正リヤモニターをはめ込んでみます。 いい感じです。あとは調光ガラスを設置すれば、ほぼ完成です。 制作設計と取付でだいぶお時間がかかりましたが、ようやく完成しました。 質感にこだわり、予算内で収まる仕様になっております。 まずは運転席から。 サンルーフの上から撮影。 室内ミラーの根元の上あたりにボタンスイッチがあります。これはインターホンの呼び出し/受け取りボタンです。 マイクはこちらに付いています。申し訳ございません。ピンボケしました。 パーテーションの調光ガラススイッチを押すと一瞬で透明になります。(完全な透明ではありませんが前方は視認できます) もう一度スイッチを押すと白濁して景色が見えなくなります。 操作スイッチはコチラ。インターホンのスイッチと並べて配置しました。 では右側のリヤドアを開けて中を見てみましょう。 後部座席のインターホンのマイクはここについています。 真夏の暑い時期の撮影で、日差しが強すぎますので、作業所に車を入れなおして撮影します。 リムジンで見られるような「冷蔵庫」、「グラスホルダー」「キャビネット」のようなものはご要望があれば設置できますが、今回はあくまでシンプル且つ広さの確保。 質感が雰囲気にフィットするような仕上がりをご希望される場合は今回の仕上がりでご満足いただけます。 メルセデスベンツの内装の雰囲気に合わせた質感を演出しながら、機能性も考慮した電動パーテーションになっています。 ここまでの豪華装備ですと、気になるのは金額ですよね。 ざっくり220万円~になります。あくまでワンオフですので、オーダーに合わせてカスタムしていきます。 間接照明をここにつけたい、棚がここに欲しい、ウッドトリムをここに、、などのオーダーはご希望に合わせて制作しますので、入念な打ち合わせが必要になります。 私共ブランズは、コーティング専門店ではございますが、フィルム施工、テレビやレーダーやドラレコなどのお取付もしております。 お車に関するお問い合わせはお気軽にお問合せください。 ワンマン・ワンパテーション
パーテーションの制作
制作開始
完成!
気になる金額ってどれくらい?